人は何のために働くのか? 起業家・社会学者らが語った仕事観まとめ
4月から新社会人になった方はもちろん、転職や部署異動によって環境が大きく変わった方も多いと思います。できれば目標を大きく持ってイキイキと働き続けたいものですが、思わぬ失敗やモチベーションの低下はふとした瞬間に訪れます。働き方やこれからの生き方に悩んだときの助けとなる“働きがい”についての考え方をいくつかまとめました。
- スピーカー
- 佐藤光紀 氏
仲暁子 氏
田中俊之 氏
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定時退社を待ちわびる人生はもったいない
Wantedlyの仲暁子氏は、IVS 2014 Spring「VSスタッフの卒業生の成長」で、「仕事で心躍る人を増やす」という自社のミッションを紹介。課題意識の根本にある、働く人たちの仕事への不満について見解を述べました。
もともと、「働くをおもしろく」みたいな、仕事で心躍る人を増やすっていうのをミッションでやっているんですよね。それはなにかというと、「月~金がすごく早く終わってくれないかな」とか、「早く17時になって、定時になって帰れないかな」とか思っている人が意外と世の中に多い気がしていて。
人生1回じゃないですか。1回で自分の寿命が早く縮んでほしいと思う人はたぶんいないはずなんです。伸びてほしいと思う人は多いと思うんですけど。
「早く17時になってほしい」とか、「早く金曜日になってほしい」と願うということは、「早く時間よ過ぎてくれ」「早く寿命よ縮んでくれ」みたいな。自分の1回の人生をドブに捨てていて超もったいないなと思っていて、そういう人を減らしたいなと思っているんですよね。引用元 休日が待ち遠しい人は「人生をムダにしている」 ウォンテッドリー・仲暁子氏が語る、働きがいの創り方
働いているというより、遊んでいる
IVS 2015 Spring「働きがいのある会社を創る」に登壇した、セプテーニ・佐藤光紀氏が語った仕事観。プロのミュージシャンを目指していた学生時代を経て、経営者として働く現在を振り返りました。
僕、働くのが嫌で今の仕事をしているようなものなんですよね。元々ずっと音楽をしていたので、いかにして働かずに好きなことだけして生きていけるだろうかと思って、10代から20代の前半くらいまで過ごしていたんですけれども。
ーー今、ご自身は働いているという感覚はあまりないですかね? ほぼないですね。 ーー表現するとしたら、日々やっていることというのは? 遊んでいる。
実際に働きはじめたら、学生時代とかもっと若い頃に自分が思っていた先入観と「真逆だなこれ」みたいな。「働くってめちゃめちゃおもしろいじゃん!」という感覚に180度変わりました。(中略)働くって、「決まったことを決まった通りに実行しなきゃいけない」みたいな印象がありまして……。引用元 働きがいのある会社とは? 経営者らが語る仕事観
働くためだけに生きてはいけない
武蔵大学社会学部助教の田中俊行氏は、働くことの大切さを認める一方で、「生活面」の充実をおろそかにしてしまう危険性を説きました。定年退職後の父親が感じる「虚無感」の正体とは。
僕は定年退職者にインタビューしているんですけども、結局「喪失感」と「虚無感」ですよね。つまり、仕事の先の人生があるということについて、うまく理解してなかったんですよね。
「仕事で自分が豊かになる」と言った時に、勘違いしちゃいけないのは、仕事は生活の一部ですから、「仕事で全部埋まっているから私は充実している」と言うのであれば、それはトータルで見ればやっぱり錯覚だったと言わざるを得ないんじゃないかなと思うんですよね。バランスが悪すぎるというか。
綺麗事以外にも、やっぱりお給料を得なきゃいけないので、多くの人は働くでしょうけども。でも、生活の糧を得るために働けて、その中のラッキーな人は仕事で充実感が得られるという考え方であって、やっぱりメインの部分は生活にしておかないと。引用元 「働くために生きてはいけない」定年後の父親が感じる虚無感の正体 あなたの周りに「仕事」と「プライベート」の両方を充実させている人はどのくらいいますか? 一度、ワークライフバランスの秘訣を聞いてみるのもいいかもしれません。