Photo credit: Ryan Lackey via flickr cc

ミクロネーションとは何だろう?世界一小さい国の数々

世界には様々な国がありますが、皆さんは世界一小さい国を知っていますか?世界には東京よりも小さい国がたくさんあります。また、国連未承認の「ミクロネーション」というさらに小さな国もあります。ミクロネーションの建国理由を知ると、納得するものから笑ってしまうものまで。今回は世界一小さい国々とミクロネーションの数々を紹介します。

こんにちは。Compathy MagazineライターのOkkAです。
世界には大小様々な国がありますが皆さんは世界で一番小さい国を知っていますか? 世界には東京よりも小さい国がたくさんあるんです! 日本も小さい国に入っていると思われている方もいるかもしれませんが、実は195ヶ国中61位とそれ程小さくありません。
また国連には認められていない自称国家「ミクロネーション」というさらに小さな国も存在しています。様々な経緯で出来た小さな国の建国理由を知ると、納得するものから笑ってしまうものまでありますよ。今回は知られざる小さい国の数々を紹介したいと思います。

Photo credit: Ryan Lackey via flickr cc

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世界で一番小さい国

バチカン市国は現在世界一小さい国です。イタリアのローマ内に位置するバチカン市国の面積は0.44㎢。東京ディズニーシーの面積が0.49㎢なのでその小ささがうかがえますね。
人口は約800人。ほとんどの国民が聖職者とスイス人衛兵です。国内にあるローマ教皇庁ではバチカン市外から通っている人を含め、約3000人もの人が働いています。

バチカン市国ってどんな国?

国名はこの場所が元々「ウァティカヌスの丘」と言われていたことに由来しています。ここで聖ペトロが殉職したことからキリスト教の聖地となりました。その後、4世紀前半にサン・ピエトロ大聖堂が建てられ、ここに移住した司教が教皇となってからは世界中の教会に影響力を及ぼすようになりました。
1860年にイタリア王国が成立した際、教皇領の権利など政治的問題でイタリア政府と対立しましたが1929年に教皇庁の権利を放棄する代わりにバチカン市国の独立と教会の特別な地位を得ました。バチカン市国の統治者は大統領や国王ではなくローマ教皇のためキリスト教の総本山となっています。
サン・ピエトロ大聖堂、システィーナ礼拝堂、バチカン美術館などの歴史的価値のあるスポットをもつバチカン市国は国自体が1984年にユネスコの世界遺産に登録されました。
ローマ市内から自由に出入りができるためイタリア観光の際にバチカンへ訪れる人も多く、いつも観光客で賑わっています。

世界のミニ国家トップ10

1. バチカン市国

Photo credit: Takaaki Ito「イタリア観光」

Photo credit: Takaaki Ito「イタリア観光

面積0.44㎢、人口458人で面積・人口共に195カ国中195位の世界最小の国。首都はバチカン。ラテン語を公用語としています。

2. モナコ公国

面積1.95㎢。人口は35,407人です。首都はモナコ。フランス語を公用語としています。

3. ナウル共和国

面積21㎢。人口は10,210人です。英語とナウル語を公用語としています。

4. ツバル

面積26㎢。人口は9,929人です。ツバル語と英語を公用語としています。

5. サンマリノ共和国

面積61㎢。人口は31,358人です。イタリア語を公用語としています。

6. リヒテンシュタイン

Photo credit: Vitte Sidas「リヒテンシュタイン三昧」

Photo credit: Vitte Sidas「リヒテンシュタイン三昧

面積160㎢。人口は36,032人です。ドイツ語を公用語としています。

7. マーシャル諸島共和国

面積181㎢。人口は54,038人です。マーシャル語と英語を公用語としています。

8. クック諸島

面積237㎢。人口は20,288人です。クック諸島マオリ語と英語を公用語としています。

9. セントクリストファー・ネイビス連邦

Photo credit: J. Stephen Conn (World66) [CC BY-SA 1.0], via Wikimedia Commons

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面積261㎢。人口は52,402人です。英語を公用語としています。

10. モルディブ共和国

面積300㎢。人口は315,885人です。ディベヒ語を公用語としています。

Tomohiro Okada

Tomohiro Okada

ライターのOkkAです。26歳のときに世界一周で21カ国まわり、世界の多様性を知りました。それからはたくさんの本を読み、いろんな人の話を聞き、知ることが楽しいと思うようになりました。多くの人がその国に行きたくなるような記事を書いていければと思います。日本しか知らないのはもったいない!

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