みなさんこんにちは~。
昨日の記事について
要約すると、ボンドペタで原価1500円ほどのものがウン万円で売られていることに対するモヤモヤを綴ったのですが
これにブックマークして下さった編屋さん(id:amiyahonpo)のコメント
でも原価1500円ならまぁ普通では?普通の小売なら原価1割って言うし、利幅が大きくないと、ボランティアになっちゃうよ。なんせプロなんだから(^ ^)
についてもう少し掘り下げて考えてみたいと思います。
(編屋さん、良い機会を与えて下さって有難うございます!!)
うんうん、なるほど。『原価率1割』と考えると、原価率低いなとは思うもののぼったくってるって感じはしないですね。
ただ、実際の金額で考えてみると・・・
材料費1500円、原価率10%として
商品代金15,000円
材料費 1,500円
作業費 13,500円
作業費の中には経費等も含まれますが、ボンドペタの作業代金として13,500円はいかがなものでしょうか?
仮に、同じくボンドペタの商品として
材料費100円、原価率10%とすれば・・・
商品代金1,000円
材料費 100円
作業費 900円
もちろん作業費の中には経費も含まれています。
だ、大丈夫?それでやっていける?
ちょっと心配しちゃうかもです(笑)
同じボンドペタなのに、材料費1,400円の違いが、商品代金では12,600円もの差が生まれてしまいます。
かけ算の魔法ですね。
同じ割合でも元の金額が違えばとんでもない差になるんです。
ですから原価率ではひとくくりに判断できないんですね。
どんな作業をしているか、それにどれぐらいの手数料をのせるか
色んな要素を加味して考えないといけないのではないかな?と思います。
昨日の記事のボンドペタ作品ならば、原価率30%で充分じゃないかなと思います。何しろ4、5個のパーツをボンドで貼るだけですからね。
ちなみに作業時間はおよそ20分ほどです(本人談)。3,500円で充分じゃね?
まぁそれを15,000円で売るから楽して儲かってウハウハがとまらねーわwww
ハワイにでも行っちゃう~?なんて言えるんですけどね。
(※実際にはそんな下品なことは言ってません。浮島フィルターを通しています)
と、ここまでは個人で販売する場合。
これがハンクラサイトなどの販売委託先を経由すると、またかけ算の魔法がかかります。
前に原価率を計算したときと同様にトミーさんの記事を参考にします。
えっと・・・
ミンネは販売手数料10%ね。
まぁ細かい手数料は今回は省略するとして・・・
例のボンドペタ親分(笑)の作品をミンネで売れば手数料は1,500円。
利益(作業代金+経費)は12,000円。
原価率30%のものなら手数料500円。
利益(作業代金+経費)は3,000円。
100円材料のボンドペタ(小)なら、おっと100円!(笑)
利益(作業代金+経費)は800円。ホントに大丈夫?
ここでも大きく差が生まれました。
ミンネがやってることは1,500円でも100円でも同じなのにね・・・。不思議。
計算方法を変えて・・・
手元に入る金額を15,000円にしたいと考えるならば・・・
ミンネの販売価格は15,000円÷0.9=16,666円(小数点以下切り捨て)になりますね。
客は原価以外のものに15,166円払うわけです。
ボンドペタ(小)は1,000円÷0.9=1,111(小数点以下切り捨て)です。
同様にこちらは1,011円。
これ考えちゃうとダメなんだろうけど、どうしても消費者目線で『ものの価値』について考えてしまいます。
原価以外の部分。果たしてこの金額に見合った商品か?
まとめ
販売手数料や原価率のように割合で決めたり判断するのも有効ですが、金額が大きくなるとまた状況が変わってくる(べき)だということを忘れてはいけないように感じます。
かくいう私も委託販売をしている身なので、かけ算とは切っても切れない関係です。
ことあるごとに電卓たたいています。アタマイタイwww