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きのう気づいたこと

考えたことを文字にすること、記録すること

アドバイス病患者の分類

生きていることを実感したければ、死ね。 - いばや通信

彼女が「高校は一年生の時に退学をしました」と話すと、周囲の大人たちは「これからどうするの?」とか「やりたいことはあるの?」とか「親は心配していないの?」などと、彼女を質問責めにした。質問の答えをしっかりと考えている彼女の時間をさえぎって、勝手に気持ちを代弁したがる大人や、何も聞かれていないのにアドバイスをしたがる大人もたくさんいて、私は「みんな待てないんだなあ(こうしてこどもは潰されるんだなあ)」と思った。

高校を退学した女の子の話が印象的だった。あとは良く分からない。坂爪さんのブログは読むたびにモヤモヤする。お前は間違ってるって言いたくて仕方がない。何が間違ってるのか自分でも良く分からないけど。とは言っても「生きているだけで価値がある」という彼の言葉の真相を確かめたくて、継続してブログを読んでいます。

 

アドバイス病は誰でも罹りうる奇病だ。アドバイス罪という言い方もあるは、これだけ多くの人が問題を抱えている以上、罪として裁くより病気として治療した方が良いように思える。ちなみに僕はこの高校を退学した女の子が嫌いだ。自分より年下なのに自分の意志をしっかり持ってるからムカつく。嫉妬。でもこれは前進だと思ってる。

1  喜び、大いなる気づき、自信、自由、愛、感謝
2  情熱
3  熱意、やる気、幸せ
4  ポジティブな期待、信念
5  楽観
6  希望
7  満足
8  退屈
9  悲観
10 ストレス、いらだち、短期
11 戸惑い
12 落胆
13 疑い
14 心配
15 非難
16 失望
17 怒り
18 復讐
19 敵意、激怒
20 嫉妬
21 自信喪失、罪悪感、自己卑下
22 恐れ、苦悩、憂鬱、絶望、無気力

エイブラハム22段階の感情スケールとは?英語版と日本語版の比較も

この並びが適切かどうかは2ちゃんの引き寄せスレでも議論にはなったけど、一応この表に基づくと、「自分はダメだ」って自己卑下に陥るより「嫉妬」した方がマシってことになってる。

 

また話が逸れた。以前は同じ船の定義をしたが、本来はアドバイスという言葉の定義をした方が良かったのではないかと思う。アドバイス罪に適応されるものは、いくつかに分類することができそうだ。助言、命令、非難、懇願、報告。まだ分類できそうだけど、とりあえず具体例を上げてみよう。

 

助言、これは文字通りアドバイスだ。「ペンドラゴンって名前は中二病みたいて恥ずかしいから変えたほうがいいですよ。」余計なお世話である。ちなみにペンドラゴンはアーサー王の称号(?)である。

 

命令、これはされたらイラっとする。「お前の名前は覚えにくいから分かりやすいのに変えろ!」こんな奴がいたら即ブロックだ。はてなNGというアドオンがあるので、それでソイツを葬り去ってやる!

 

非難、これは命令にちょっと似ているかも。「あなたのブログは根拠のないことばかり書いていて不愉快です。ちゃんと調べてから書いてください。」所謂、炎上記事にはこれがたくさん書かれる。炎上記事は非難に限らず色んなアドバイス病患者を見つけることができる。

 

懇願、これは悪い気はしないが、付きまとわれるとうざい。「もっと書評記事書いてください。僕はあなたの書評記事が好きなんです。」書けと言われてもこっちにも都合がある。気が向いたら書くし、気が向かなきゃ書かない。人に書け書け言わずに自分で書け!

 

報告、これは回りくどいアドバイスである。「僕はコメント返しするようになって、ブコメが増えました。」その後には(だから、あなたもコメント返しした方がいいですよ。)って言いたいのだろう。でも、そこは言わずに自分の報告だけですませる。アドバイス罪にはならない。法の目をかいくぐるセコイ奴だ。

 

ちなみに例はあくまで例です。僕自身が言われた訳じゃないです。全てのアドバイスが悪いわけじゃない、みたいなコメントを見て、そうだなと思ったのが今回の記事を書こうと思った動機です。アドバイス罪という言葉を作った人はかなり広い定義で、アドバイスする人を断罪していました。有名人はたくさんの人からリプライが来るから、どんどんブロックしないと鬱陶しいのでしょうね。

 

ただ、フォロワーや読者が少なくても自分はどのコメントを許して、どのコメントは許せいないのか知っておくことは精神衛生上、良いことだと思います。イラッとせずに「アドバイス罪」として黙ってブロックすればいいのですから。冒頭でアドバイス病と僕は名付けましたが、一般人は治療すべきではないです。我々は感染しないように、防衛を徹底すればいいのです。アドバイス病は不治の病ですから。

 

十何年たってから病が徐々に収まることもありますし、歳をとることで更に症状が悪化することもあります。自分の身は自分で守る。アドバイス病患者にアドバイスされると、窮屈な人生を送ることになります。そして、その憂さ晴らしのためにアドバイス病患者になって、自分自身もアドバイスし始めてしまうのです。

 

恐ろしい、恐ろしい。

(↑この言葉を書く人も僕は好きになれません。)

 

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同じ船の定義 - きのう気づいたこと

 

余計なお世話