舛添氏や都職員ら計20人は昨年10〜11月、パリ・ロンドン出張に5000万円以上かけた。最高級ホテルのスイートルームに泊まるなどしており、都議や都民から「とんだ大名旅行だ」などと批判されている。
こうしたなか、舛添氏は12日、ワシントンとニューヨークを訪問するため、成田空港を出発した。舛添氏の海外出張は就任2年2カ月で、何と9回目。「経費削減に努める」として随行職員は15人に減ったが、都庁関係者によると、今回もファーストクラスという。
舛添氏とロンドン市長の海外出張費を比較するデータも出てきた。
無所属の音喜多駿(おときた・しゅん)都議の調査によると、舛添氏のパリ・ロンドン出張では、航空運賃が約266万円(往復)、スイートルームで1泊約19万8000円だったが、昨年10月に来日したロンドン市長の片道の航空運賃は約66万円(=帰りはポイントを使用)、宿泊費は1泊約3万5000円だった。