取り調べで暴言、音声公開　男性が大阪府警の警察官を刑事告訴

フジテレビ系（FNN） 4月8日(金)2時26分配信

大阪・大阪狭山市のヘルパーの男性が、大阪の天満警察署から任意で取り調べを受けた際に録音された音声が公開された。

警察官「何ごちゃごちゃ言うてんのや、ここにきて! ここに来て、ごちゃごちゃ言うても、しゃあないやろが! 反省してへんのかいや! おのれ反省してへんのかいや!!」

この音声は、2015年11月、路上に止めてあった車にブロックを投げ、運転席の窓を傷つけた疑いで、大阪の天満警察署が、大阪狭山市のヘルパー・池田広志さん(31)を任意で取り調べた際に、録音された音声。
録音した池田広志さんは、「狭い部屋に閉じ込められて、ガンガンガンガン言われて、ガーって言われて」と話した。
警察官からは、国家資格の取得を目指す池田さんを侮辱するような言葉も。

警察官「国家資格取りたいんか、なんか知らんけど、それが(前歴がつくのが)嫌なんやろ? ちゃうの? 図星やろ? 自分かわいいからって、自分守っとったらアカンぞ、お前!」

根負けして、調書にサインをしてしまった池田さんは、取り調べをした警察官を特別公務員暴行陵虐と、職権乱用の疑いで刑事告訴。
大阪府に、220万円の損害賠償を求めている。
大阪府警は、取り調べに違法性がなかったか、捜査を進めている。