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【緊迫・南シナ海】
米印、後方支援協力で原則合意 南シナ海の軍事拠点化を進める中国を念頭に連携強化
【ニューデリー=岩田智雄】インドを訪問したカーター米国防長官は12日、パリカル印国防相と会談し、両国が燃料補給など後方支援協力の覚書を結ぶことで原則合意した。印国防省が13日、産経新聞に明らかにしたところでは、米軍がインド側の基地を使う場合は人道支援に限られ、兵士の入国は認めない。
インドは2004年のインド洋大津波で被害を受けた際、米国の支援の申し出を受け入れなかった。今回の合意は米国との協力関係を強化することになる。
国防省によれば、インドが基地使用を認めるのは、約1年前にネパールで起きた大地震のような災害時を想定し、具体的な可否の判断はインド側に委ねられる。両国は、約2カ月後の覚書署名を目指す。