アニメ・マンガ作品の舞台となった地、いわゆる“聖地”を実際に訪れることで人気の“聖地巡礼”。劇場版が絶好調の『ガールズ&パンツァー』の聖地となった茨城県・大洗町などは、たびたびTV番組のニュースでも取り上げられ、その経済効果の高さから各所で注目を集めています。
しかし、日々の生活に追われてなかなかツアーや旅行、それこそ聖地巡礼に赴く時間が取れないといった方も少なくないハズ! そこで、おすすめ聖地巡礼スポットをいくつかピックアップし、一覧にしてみました!
今回は、手軽に行ける場所として東京、関東圏に絞ってご紹介! もしかしたら、毎日みなさんが通りがかっているあの場所が、アニメの聖地になっているかもしれませんよ!! ぜひチェックしてくださいね♪
■埼玉県・秩父市/『心が叫びたがってるんだ。』(ここさけ)・『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(あの花)
言葉を発しようとするとお腹が痛くなってしまう女の子・成瀬順を主人公とした青春群像劇として、多くの人たちの共感を呼んだ映画『心が叫びたがってるんだ。』(以下、ここさけ)。その聖地が埼玉県秩父市です。また、本作の監督の長井龍雪さん、脚本の岡田麿里さん、キャラクターデザインの田中将賀さんの前作『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』も、同じく秩父を舞台としています。
舞台となっている場所は、秩父札所十番に数えられている万松山(ばんしょうざん) 大慈寺(だいじじ)をはじめ、横瀬町周辺に集中しています。『ここさけ』は、Blu-ray&DVDが発売されたばかりなので、今から観るという人もぜひ訪れてみてください。
■茨城県・大洗町/『ガールズ&パンツァー』(ガルパン)
劇場版の興行収入が18億円を突破した、戦車道に青春を賭ける女の子たちの物語『ガールズ&パンツァー』の舞台、茨城県・大洗町。数々のメディアでファンが熱心に訪れている様が報道されており、知っているという人も多いかと思います。
大洗町の特筆すべき点は、なんといってもわざわざ特設サイトが用意されていたり、キャラクターの誕生日ごとにイベントが開催されたりと、作品側だけでなく、大洗町のみなさんが熱く『ガルパン』を応援している点です! まだ大洗に行ったことがないという人は、ぜひその熱気をお確かめあれ!
■神奈川県・横浜市/『ハマトラ』
横浜DeNAベイスターズ、ハマの大魔神などなどタイトルに“ハマ”が付くということで、神奈川県横浜市を舞台とし、ナイスとムラサキのふたりが“ミニマム”という能力を駆使して探偵業を営むアニメ、『ハマトラ』をピックアップ!
作中の舞台は2014年とのことですが、ランドマークタワーや赤レンガ倉庫、山下公園、中華街など、各ポイントは横浜の観光地の定番なので、今も変わらず観ることができます! また、ふたりが営む“ハマトラ探偵事務所”が間借りしているあのカフェのモデルも実際に存在していますので、ぜひキャラクターたちが訪れた場所を探索してみましょう!
■東京都・秋葉原/『STEINS;GATE』・『ラブライブ!』
紅白歌合戦出場、劇場版の最終興行成績は28.6億円。そして東京ドームでのファイナルライブと、昨年から今年にかけ常に話題の最前線を走り続ける『ラブライブ!』。そんな本作の舞台はもちろん秋葉原ということで、秋葉原UDXや神田明神はもはやお馴染みの聖地巡礼ポイントです。
そして忘れてはいけない作品がもうひとつ! 科学アドベンチャ―シリーズ第2弾『STEINS;GATE』(シュタインズゲート)にて、主人公・岡部倫太郎が設立したラボ“未来ガジェット研究所”の所在地も、秋葉原であることは言うまでもありません。本作の序盤の象徴的なシーンの場所となるラジオ会館も、『STEINS;GATE』では外せないポイント!
ぜひ秋葉原で『ラブライブ!』『STEINS;GATE』作中で見覚えのある場所を探してみてくださいね。
■神奈川県・箱根町/『新世紀エヴァンゲリオン』
昨年2015年は、第三新東京市にはじめて使途が襲来した年ということで話題となった『新世紀エヴァンゲリオン』。庵野秀明監督をはじめとしたスタッフのみなさんが1995年に送り出した、もはや説明不用なほどの知名度を誇るロボットアニメですが、その舞台となったのは神奈川県の箱根周辺です!
現実では使徒も襲来しなければセカンドインパクトも起きませんでしたが、芦ノ湖周辺やシンジやレイ、アスカたちが通う第3新東京市立第壱中学校のモデルと言われている、箱根町立仙石原中学校などなど見どころ満載なので、『エヴァ』の風景の中を歩いてみましょう!
■東京都・池袋/『デュラララ!!』
個性的なキャラクターが多数登場し、そのキャラクターたち各々の視点で日常と非日常が描かれる、池袋を舞台としたライトノベル『デュラララ!!』。
作中では影で暗躍する怪しげな情報屋や、自販機を投げ飛ばしたり標識を振り回すバーテン服の男。そして首なしライダーと、奇妙な人たちに加え、ダラーズ、黄巾賊といったいわゆるカラーギャングが跋扈する町として描かれていますが、現実ではもちろんそんなことはありません。
しかし、この池袋という町そのものを舞台としているだけあって、池袋駅に降り立ったその瞬間から、この『デュラララ!!』という作品のキャラクターたちが過ごしている場所に訪れていることになります。もしかしたら、ふと竜ヶ峰帝人や園原杏里、紀田正臣らの姿を探してみたくなってしまうかもしれませんね。
■東京都・渋谷/『バケモノの子』・『CHAOS;CHILD』・『CHAOS;HEAD』
『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』の細田守監督の最新作として、昨年夏の映画館を賑わせた『バケモノの子』は、キービジュアルから渋谷の景色が非常に印象的でしたね。最近では、第39回日本アカデミー賞にて最優秀アニメーション作品賞も受賞しました。
また、先ほど秋葉原にて紹介した『STEINS;GATE』とシリーズを同じくする作品で、松岡禎丞さんが主人公を演じ、アニメ化企画も進行中の『CHAOS;CHILD』。そして、その前作で吉野裕行さんが主人公を演じた『CHAOS;HEAD』の2作も渋谷が舞台になっています!
■江の島・鎌倉/『侵略!?イカ娘』・『ハナヤマタ』・『TARITARI』・『つり球』
ここで、神奈川県の観光スポットの定番となっている江の島・鎌倉からいくつか舞台となっている作品をいくつかご紹介! 『侵略!?イカ娘』『ハナヤマタ』『TARITARI』『つり球』など、海が舞台になっている作品や、爽やかな青春模様を描く作品ばかりで、由比ケ浜や鶴岡八幡宮など有名な観光地にはキャラクターたちも訪れているかも!
また、このふたつの地は場所としても非常に近く、小田急電鉄から“江の島・鎌倉フリーパス”という、藤沢~片瀬江ノ島間の路線と江ノ電が乗り降り自由になり、周辺の観光施設で優待・割引料金になるサービスがあるほど! ぜひ気軽に立ち寄ってみてください!
■東京都・多摩市(聖蹟桜ヶ丘)/『耳をすませば』
1995年の公開以来、たくさんの人に愛されてきたスタジオジブリ製作のアニメ映画『耳をすませば』。こんな青春が誰しもにあったなら、きっとみんな幸せになれたのではと思わずにはいられない甘酸っぱい恋愛模様が描かれていることは周知の事実です。
加えて、本作のスピンオフとして一部共通するキャラクターが登場留守『猫の恩返し』が存在することも忘れられません。
そんな『耳をすませば』の舞台が東京・多摩市にある聖蹟桜ヶ丘です。現地には作品のモデルとなった地を案内するマップが用意されていますので、公開から20年経ってなお息づいている本作の空気感を実際に訪れて感じてみてください。
■千葉県/『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』(俺ガイル)
ひねくれぼっちの主人公がおりなす、残念系ライトノベル『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の聖地は、原作者である渡航先生の地元でもある千葉県です。キャラクターのアナウンスやラッピングモノレールが走った千葉モノレールとのコラボなどが実施されたことは、記憶に新しいかと思います。また、この千葉モノレールとのコラボは、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』でも行われていました。
そんな『俺ガイル』ですが、アニメ、原作と千葉愛が凄まじく、作中に様々なスポットが登場しています。海浜幕張周辺や、パルコ、葛西臨海公園など、千葉県近郊には聖地巡礼スポットがたくさんありますので、ぜひ探してみましょう!
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