与党過半数割れへ=第3党が躍進―韓国総選挙

2016年4月13日 23時24分 (2016年4月13日 23時59分 更新)
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 【ソウル時事】韓国で13日に投票が行われた総選挙(定数300)は開票作業に入った。第3勢力の新党「国民の党」が躍進し、与党セヌリ党は過半数を割り込むのが確実な情勢となった。

 定数のうち選挙区は253で比例代表は47。MBCテレビによると、開票率42.3%の段階で、与党が114選挙区、最大野党「共に民主党」が98選挙区、「国民の党」が25選挙区でそれぞれリードしている。比例代表を加えても与党は130議席台前半にとどまる見込みだ。

 改選前議席はセヌリ党が146議席、「共に民主党」が102議席、「国民の党」が20議席。

 与党は候補公認をめぐる党内対立で逆風が吹き、勝敗ラインを過半数に設定した。過半数を割れば難しい国会運営を余儀なくされ、2018年2月に任期満了を迎える朴槿恵大統領の求心力低下は避けられず、レームダック(死に体)化が早まることになる。慰安婦問題に関する日韓合意の履行に影響する可能性もある。 

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