【ソウル聯合ニュース】韓国産業通商資源部は13日、1~3月期の素材・部品輸出額は前年同期比10.9%減の594億ドル(約6兆4615億円)、同輸入額は同10.7%減の363億ドルだったと発表した。貿易収支は231億ドルの黒字。輸入では対日依存度が1~3月期で過去最低となった。
韓国は昨年、素材・部品の貿易で1051億ドルの黒字となり、2年連続1000億ドル台の黒字を記録している。
同部関係者は素材・部品貿易は安定した段階に入ったと説明した。1~3月の貿易額が前年同期比で減少した理由については、世界経済の低迷や原油価格の下落などが続いたためと分析した。
1~3月期の韓国の輸出全体に占める素材・部品の割合は51.2%だった。
輸出先別では中国(同14.8%減)、欧州(同2.6%減)、日本(同2.5%減)、中南米(同29.1%減)などへの輸出が減少したが、ベトナム(同16.7%増)と米国(同0.2%増)は増加した。
対日輸入依存度は17.0%で、1~3月期では過去最低を更新した。1~3月期の対日輸入依存度は2011年の23.8%から昨年は17.2%と毎年下がり続けている。
同部関係者は「対日輸入依存度の下落は韓国の素材・部品の競争力が高まり、輸入先が中国などに多様化したことの証し」と説明した。