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オバマ氏の広島入り期待…核軍縮アピール狙う

 5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に向け、政府内でオバマ米大統領の広島訪問への期待が高まっている。11日に広島市で閉幕した主要7カ国(G7)外相会合ではケリー米国務長官が米外相で初めて広島市を訪問した。米国の主要メディアや広島市民からおおむね評価されたとして「国内外の機運が高まった」(外務省幹部)と見ている。

     菅義偉官房長官は12日の記者会見でオバマ氏の訪問に関し一般論と断った上で「世界の指導者が広島、長崎を訪問することは核のない世界への機運を高めるため重要と考える」と期待感を表明した。

     米政府は伊勢志摩サミットの終了後、オバマ氏の広島市訪問を検討しているとされる。日米関係筋によると米政府はオバマ氏訪問に備え検討していた警備関係者の日本派遣を見送った。ケリー氏の訪問を通じ問題はないと判断したとみられる。

     オバマ氏の広島訪問が実現した場合、米国の大統領として初の被爆地訪問になる。核軍縮問題で存在感を示したい日本政府としても「格好のアピールの場になる」(与党関係者)との思惑もある。【前田洋平、高本耕太】

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