ツェッペリンの名曲は盗作か? 米で来月裁判

ツェッペリンの名曲は盗作か? 米で来月裁判
イギリスの伝説のロックバンド、レッド・ツェッペリンの往年の名曲として知られる「天国への階段」が盗作だとする訴えが起こされ、来月、アメリカでメンバーに対して裁判が開かれることになりました。
レッド・ツェッペリンは1968年にイギリスで結成されたロックバンドで、アルバムの売り上げは世界で3億枚を超えています。なかでも「天国への階段」は、ギターで始まるイントロが印象的で、バンドを代表する曲の1つです。
この曲を巡っては、レッド・ツェッペリンと一緒にコンサートをしたロックバンド、スピリットの関係者が、スピリットの「トーラス」という曲を盗作したもので、著作権を侵害しているとして、メンバーなどを相手取って2014年に、ロサンゼルスの裁判所に訴えを起こしていました。
この訴えに対して、レッド・ツェッペリン側は「『天国への階段』のイントロ部分の節回しは一般的なもの」だとしていました。
裁判官は今月8日、「『天国への階段』の節回しは確かに音楽業界では一般的なものだが、2つの曲の類似性はその域を超えている」として、来月10日にレッド・ツェッペリンのメンバーのうち、ロバート・プラントさんとジミー・ペイジさんに対する陪審員による裁判を開くことを決めました。
イギリス出身のバンドとして、ビートルズやローリング・ストーンズと並び称されるレッド・ツェッペリンが盗作をしたかどうかを巡る裁判の行方が注目されています。