味覚センサーとは?

■味覚センサーとは?

味覚センサーとは、味覚を定量的な数値データとして出力できる機械です。

そもそも人間はどのように味を知覚しているのでしょうか。
図をご覧ください。

人間は食物を口に入れた時、舌にある“味蕾(みらい)”という部分で、料理や飲料から味の信号を感じ取ります。
そして、その感じ取った信号をニューロン(神経細胞)を通して、脳で「甘酸っぱい」とか「少し苦い」というのを知覚します。

味覚センサーの仕組み

味覚センサーの仕組み

慶應義塾大学が開発した味覚センサー「レオ(※1)」は、その仕組みを模倣したマシンとなっています。

まず、“味蕾(みらい)”の代わりをするセンサー部分で電気信号を測定し、ニューラルネットワーク(人工的な知能の実現)を通し、定量的な数値データとして出力致します。

ニューラルネットワークを用いることにより、コーヒーに砂糖を加えていくと苦味が減ったように感じる味の相互作用も加味したデータ解析が可能となっています。
これにより特に、これまで困難とされてきた甘味や旨味の数値化が可能となりました。

AISSY株式会社ではこの味覚センサー(レオ)を用いて様々な味に関わる課題解決を提供しております。

もっと知りたい方は下記の記事もご覧ください。

【味覚センサーの仕組み(1)】おいしさと味覚について
【味覚センサーの仕組み(2)】味覚センサーと味の定量化

【味覚センサーの仕組み(3)】味覚の可視化と表現

※1:レオはマシンの名称です。
※2:AISSY株式会社は慶應義塾大学が開発した味覚センサー「レオ」という知財により生まれた慶應義塾大学発のベンチャー企業です。