2015年秋に、Facebookが「ReDex」について紹介した段階では、それほど大きな効果は得られていなかったが、11月に公開した「ReDex」による最適化を経たAndroid版のFacebookアプリでは、25%のファイルサイズ削減と、30%の起動速度向上を実現している。
最新の「ReDex」では、コードの最適化に「feedback-directed optimization(FDO)」というアプローチを採用し、dexファイルにおけるクラス配置の最適化によって、アプリの起動速度を向上した。さらに、不要なインターフェースやメタデータの削除によって、パフォーマンスの向上やファイルサイズの削減を可能にしている。
このほか、「ReDex」の開発では開発者にとっての使いやすさを重視しており、高速な最適化を実現するとともに、シンプルなユーザーインターフェースと詳細な設定機能を搭載した。