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どぶろく【濁酒、獨酒】…日本酒(清酒)の醸造の中途段階のもろみを搾っただけの、白く濁った酒。いわゆる清酒はどぶろくの澱(おり…白い沈殿物)を取り除き、濾過・火入れ(加熱)などの工程を経て造られる。 どぶろくの醸造は昔から農業従事者の手により広く行われ、かつてはその年に収穫された新米を用いて醸したどぶろくを神に供えて五穀豊穣を祈願、あるいは感謝する「どぶろく祭り」も盛んに行われていた。 しかし、明治時代に入ると、国税収入の中心だった酒税収入を確保するためにどぶろくを含む自家醸造酒の製造が酒税法により禁止された。そして、酒税収入が国家の税収入の5%程度しか占めないようになった現在でも法律自体は変えられていない。 |
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道具:
・仕込み用容器(果実酒用ガラス瓶または蓋付きポリバケツ)←容量3〜4l程度、金属製は使えません
・炊飯器 ・おたまじゃくし ・漏斗
・布巾または三角コーナー用水切り袋など(もろみを絞る際に使う)
・瓶詰め用容器(米3合なら4合瓶約2本分のどぶろくができます)
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←3合の米に2合分の水…少なめの水で米を炊き、蒸し米のような状態にします |
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←ご飯は炊きあがったら10分ほど蒸らす |
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←よくかき混ぜて下さい |
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←はじめはお粥状ですが、日が経つと液体が出てきます |
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急がない場合は気温20度以下の処にて7〜10日間程 1日1度〜数度もろみをかき混ぜつつ後日を期す |
←参考文献では夏(30度)で2日半、秋冬は暖かい所(20度程)で3日間でできるとあります |
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←もろみをそのまま飲んでも差し支えはありませんが絞った方が飲みやすい |
注: 瓶内でも発酵が進むので炭酸ガスが発生することがあります。
これは「あらばしり」といって醸造の過程では普通に起こりうることですが、
その場合シャンパンのように開栓時ふきこぼれる危険があるため気を付けて下さい。
また、瓶・ペットボトルは炭酸に耐えうるものを使用してください。