SNSの登場で理想のコミュニティがつくりやすくなった

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ライブハウスでセミナー

かっこいいライブハウス

かっこいいライブハウス

「コミュニティをつくり成功する方法」というセミナーをやりました。
会場は大阪のかっこいいライブハウス「フラミンゴ・ジ・アルーシャ」。
一度、10年くらい前にセミナーをやったことがありました。

音響も照明もよくて、2階にも席があり、清潔で、でもどこかサブカルチャーの雰囲気がある。
とても使いやすい会場でした。
でも、以前はどうして一度使ってやめたんだろう。
それを考えてみた。
たぶん、使用料が高価だったんだと思う。
その当時は、エクスマセミナーもあまり知られていなかったので、参加者が30~50人くらいだった。
だから赤字になったんだと思う。

理想的なコミュニティとは?

つながりの経済では、友人や知り合いになった人の関係で消費する傾向があります。
だから、あなたを中心とした「コミュニティ」をつくることが、成功する要因になる。

でも、ボクが言うコミュニティというのは、お客さまを囲い込むとか、会員制にするとか、そういうものではありません。
そんなガチガチのつながりではなく、お互いの距離感がちょうどいい、コミュニティです。
どっちかというと、ユルいつながり。

人間関係でたとえると「おはようございます」という、ただ挨拶をするくらいの関係よりも深く、でも「ウチの旦那は横暴で毎日殴られている、高校2年の娘も不良で家に帰ってこない、帰ってきてももう口もきいてくれない。どうしたらいい?」などと、深い悩みを打ち明けられる関係より、浅いって感じ(笑)。

伝わっていますか?
仕事は何をしていて、家族構成や趣味、好きな食べ物や日常のおおまかな活動がわかる。
そんな関係性です。
好きの集まり。
価値観や考え方、趣味などの好きが共通している人のユルい集まり。

だからコミュニティは自分に合わないとか、飽きたと思ったら、出入り自由。
来るものを拒まず、去るものは追わず。
会費も会員証もない。
排他的でもなく、意図的な選別や圧力もない心地よさ。

そんな緩やかな、軽やかな関係性が大事だと思うのです。
どうしてかというと、うまく説明できないな。
時代がそうだからとしか言いようがない。

コミュニティが澱むと崩壊する

情報が膨大になって、商品やサービスの種類も多様化されている。
一人の人間がたくさんのコミュニティに属しているような状況です。
そんな状況で、囲い込みや会員制のような硬い組織は窮屈だと感じるし、硬直した組織になる可能性もある。

セミナーが終わってホテルに帰り、思っていたのは概ねそんなことでした。

エクスマセミナー大阪002

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藤村 正宏
1958年、北海道釧路生まれ。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。集客施設や企業のコンサルティングを行っている。コストをあまりかけない、誰でもカンタンにできる手法で、圧倒的な成果をあげている。 執筆活動、講演活動もする。現在フリーパレット集客施設研究所主宰。

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