自宅に何故か
SY77という
YAMAHAのシンセサイザーがあった。
それをいじくりまわして遊んでいた。
大体、ハードシンセサイザーってのは
トラックは16トラックが定番だ。
つまりは16個の音を使えるって意味だ。
けれど毎回
16トラックじゃ足りなくなっていた。
そのことを中学生ぐらいの頃に
楽器屋さんに言いにいったことがある。
「トラック数が多いシンセサイザーないですか」と。
定員さんにこう言われた。
「16トラック以上使うって、ありえないでしょ。
どんな曲作ってるの」
でも、普通に作っていたらそうなるのだ。
大きな原因は、
私のリズムの作り方だ。
普通は、ドラムキットみたいなのがあって、
ドラムはドラムで
1トラックぐらいで済ませる人が多いらしいが、
私は例えば
バスドラムだったらバスドラム、
スネアドラムだったらスネアドラムで
別トラックで作る。
さらには、バスドラムの迫力が足りねーなーと思ったら
バスドラムを二個重ねたりしていた。
そんなことをしていたら
16トラックなんてあっという間だ。
だって一個一個に
エフェクトとか違うのをかけたいからだ。
で、時代は進化し、
パソコンで音楽が作れるようになり、
今は色んなツールがある。
今作ってるやつは
頑張ってぐぐって勉強して
リズム作成にBATTERY4というソフトを使ってみている。
↑こんなやつ。
左上にずらりと並ぶしかくいカラフルな箱が
一個一個の音だ。
こんな膨大な量の音を
一括で管理できる。
例えばバスドラムだけにリバーブをかけたいと思ったら
バスドラムだけを選択して
下のところでエフェクトいじって
個別に音をいじることができる。
バスドラムに迫力がたりねーなと思ったら
二重がけみたいなのも出来る。
子供の頃にあんなに悩んだ問題が
こんな簡単に出来る時代だ。
これを、CUBASEのドラムエディターに割り当てて
打ち込めば
ドラムは1トラックで出来る。
けれど、打ち込んでるうちに、
何故か一個一個の音を
別々のトラックに分けたくなってきた。
最初は1トラックで打ち込んでいたのだけど
なんだかすごく分けたくなってきた。
で、分けた。
上からスネア、キック、キック(もう一個)、スネア(サブ)、キック(サブ)、ハイハット。
ふう、わかりやすい。
気持ちが落ち着いた。
結局ドラムだけで
現在6トラック使っている。
まだまだ増えるだろう。
どうにかならんのかね
この性格