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 サッカーJ1、名古屋グランパスの株主総会が13日に名古屋市であり、トヨタ自動車の子会社になることを承認した。筆頭株主であるトヨタの出資比率は6月以降、22・5%から50・1%に上がる。

 グランパスは約3億3千万円の累積赤字を抱えており、資本金4億円の一部を取り崩して、これを解消。その上でトヨタが4千万円近くを追加出資し、従来分と合わせて資本金約1億円の過半を出す。累積赤字が資本金を上回ると、Jリーグの1部と2部に参加できなくなるため、対策が必要になっていた。

 グランパス会長でもあるトヨタの豊田章男社長は報道陣に「チームが前に向ける体制にするため、地域の方々と一緒に支えていきたい」と語った。