20歳のころ、ニッポン放送で
初めてレギュラー番組を持った。
伊集院光のオールナイトニッポン。
当時は、一部二部制でもちろん僕は二部。夜中の3時から5時まで。
ディレクター、ミキサー、構成、僕
の四人のうち、1番暇なのが僕。
次が一つしか年が違わない構成。
企画会議と称して、いつもあっているのだけど
している話はアイドルのことゲームのこと
彼の好きなプロレスのこと、
放送局の偉い人の悪口
将来への展望
将来への不安
その後、担当させてもらった夜の帯番組も一緒に戦って
自然に離れたけど、僕の戦友。
あっという間に30年
彼と戦ったのはそのうち10年ほどだが、今も時折
「この企画彼だったらどうするだろう?」
と思ったり。
そんな彼から、久しぶりにメールが。
「朝早くてたいへんでしょうが、頑張ってください」
中学生か?この文面は。
放送作家業30年でしょうにw
池袋駅西武口の前の
大きな横断歩道の中央分離帯で待ち合わせして
喫茶店で打ち合わせ(?)しようと思ったら
お互いお金がなくて、
そのまま中央分離帯で何時間も話した日。
石のベンチと汚い鳩と
ものすごい量のハガキと
冴えない二十歳の男二人。
行き交う人はどう思ったかね。
小雨の中を走るお迎えのタクシーの中で。お迎えのタクシーなんてなんと贅沢なことか。
TBSに着いた。