吉村治彦
2016年4月13日03時00分
大阪大と箕面市は12日、外国語学部がある箕面キャンパス(箕面市粟生間谷東8丁目)を2021年春、北大阪急行線が延伸する船場東地区に移転させることで正式合意した。新キャンパスには教育研究施設に加えて学生寮も整備し、大学の図書館には市立図書館の機能も持たせるという。
現在の箕面キャンパスは大阪モノレール彩都西駅に近く、外国語学部の前身の大阪外国語大が1979年に開設した。新キャンパスは、千里中央駅(豊中市)からの延伸が決まった北大阪急行線にできる新駅「箕面船場駅(仮称)」の駅前に整備される。
合意書によると、箕面市が箕面船場駅前の土地を取得し、大阪大の現キャンパスの土地と等価交換する。校舎は高層化し、都市型のキャンパスを想定している。キャンパスを主に利用する教員・生徒は約3千人の見通しで、校舎や学生寮の規模は未定という。
また、市が教育研究施設の近くに図書館や生涯学習施設を建設し、大阪大が管理・運営を引き受ける。この図書館は学生と市民が利用できるようにし、大学図書館と市立図書館の両方の機能を兼ねるという。(吉村治彦)
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