スターバックス(ティッカーシンボル:SBUX)は滅多に決算をとりこぼさない、良く経営されている企業です。

店舗のパフォーマンスを示す既存店売上比較を見ても、このところ8%成長を維持しており、完璧な経営と言えます。

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しかし同社株は今日、「もうアップサイドが無い」という理由でダウングレードを喫し、値を消しました。

目先の注目は4月21日に控えた決算発表で、コンセンサス予想はEPSが39¢、売上高が50.2億ドルです。

2016年度(9月〆)のコンセンサスEPSは$1.89、2017年度は$2.19です。するとそれぞれ31.2倍と26.9倍のPERで取引されている計算になります。

SBUX

僕の考えではスターバックスの経営に悪い点は全く見当たらないと思います。でも株価のバリュエーションはEPS成長率(大体16%)に比べて割高過ぎると思います。

今年はFRBが数次に渡って利上げすると思います。この手の高バリュエーション株は利上げ局面ではPERが剥げやすいと思います。