2016年4月13日00時43分
東京都と大阪市の認可外保育施設で、先月から今月にかけて、うつぶせで昼寝をしていたいずれも1歳2カ月の男児が亡くなる事故があったことがわかった。
都保育支援課によると、中央区の事業所内にある保育施設「キッズスクウェア日本橋室町」では3月11日午後2時ごろ、うつぶせで寝ていた男児の顔が変色しているのを職員が発見。男児は病院に運ばれたが、約2時間後に死亡した。
施設には当時、保育士ら6人がおり、0~4歳の20人をみていた。施設側は都に「泣いている子に人手がさかれていた」と説明。都は今月8日、呼吸の確認を十分にしていなかった点などが都の基準に反しているとして、施設を運営するアルファコーポレーション(本社・京都市)に行政指導した。
大阪市淀川区の「たんぽぽの国」では4日、施設に初めて預けられた男児が死亡した。市保育企画課によると、男児は午後2時40分ごろから昼寝をし、約50分後に女性保育士がうつぶせでぐったりしている様子に気づき、人工呼吸するなどした。施設を運営するベルサンテスタッフ(本社・同区)によると、職員が目の届く距離でおやつの準備をしていたという。
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朝日新聞社会部
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