厚さ4ミリの攻防 |
ラバーの厚さは、「4ミリ」以内という規定が設けられている。 では、どのような経緯で設けられたのか。 「日本バッシングでした」と藤井基男さんは語る。 今月号では、ラバーの厚さの変遷と、「4ミリ」以内にかける選手たちのコート内外での攻防についてご紹介いたします。 |
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ルーペで厚さをチェック4ミリ以内に!
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どのスポーツでも、選手が一試合ごとに最大限の力を発揮するためにこだわっているものがある。 特に道具を使う競技の場合は、ルール内であれば最良のもので試合に臨みたいというのが共通の思いである。 卓球の公式試合において、ラケットの重量、長さ、形についての制限はない。 ボールがよく当たるように現在のラケットの2倍ぐらいの大きさでも問題はない。 しかし、大きくて長ければスイングしにくく、また重ければ更にスイングしにくくなることから、現在のような大きさ、重量となっている。 だが、ラバーには「4ミリ」以内という厚さの規定がある。 この「4ミリ」を0.1ミリでも超えると、違反になる。 卓球ラケットは、本体(ブレード・木材)の部分にラバーを貼ったものをいうが、レクリエーション的に卓球を楽しむ程度であれば、ラバー貼りのラケット(最初からラバーが貼ってあるもの)というのが一般的な認識かもしれない。 ところが、一流選手になると、なんと大会ごと、あるいは1日ごと、世界のチャンピオンクラスになると1試合ごとにラバーを貼り替える。 そのくらい、ラバーの状態が試合の勝敗に大きく影響する。 |
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10ミリから4ミリに
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現在の「4ミリ」以内というルールに至った経緯には、なんと日本選手にかかわる興味深い歴史がある。 |
(以下、詳細は「ニッタクニュース1月号」に掲載)
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