軽井沢バス事故受けツアー会社を調査 3割超で法令違反

軽井沢バス事故受けツアー会社を調査 3割超で法令違反
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乗客乗員15人が死亡した長野県軽井沢町のバス事故を受けて、観光庁が貸切バスのツアーを主催している全国の旅行会社86社に対して立ち入り調査を行ったところ、3割を超える31社で法令違反が見つかったことが分かりました。
今回の事故を受けて観光庁は、ことし1月から先月15日まで、貸切バスのツアーを主催している全国の旅行会社で、国の登録を受けている業者に立ち入り調査を行いました。
その結果、調査した86社のうち、3割を超える31社で合わせて42件の法令違反が見つかり、行政指導を行ったということです。
具体的には運行の申込書に法令で定められている出発地や到着地を明記していなかったり、必要な期間保存していなかったりしたケースがあったということです。
また、貸切バスの会社に営業が許可されている区域を確認しないまま、契約したり、緊急時の連絡体制を作っていなかったりしたということです。
このほか、国が定めた基準を下回る価格でバス会社に発注した疑いのあるケースもあったということで、観光庁は旅行会社に対し、法令の順守の徹底を改めて求めることにしています。