自動車は資産ではなく負債

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2009 0518

自動車は資産ではなく負債

昨今、日本の若者が自動車に憧れを持たず、自動車離れが深刻化していると言われています。原因は不況、インフラの発達、エコの3つに加え、価値観が変わってきているのが大きいです。

私も運転免許がいつの間にかゴールドになり、欲しいものの優先順位で車はランク外です。家族ができたら電気自動車は必要なので購入したいと思うくらいでしょう。

駅が近い東京のマンションに住んでいますし、スタバやユニクロも歩いてすぐなので、地元だけでも十分な消費ができます。実際、友人と遊びに行くときには車に便利さを感じますが、保有したい願望までは沸いてこないです。

自動車を資産だと勘違いしている人もいます。

資産とはそれ自体の価値が上がるもの、もしくは定期的にお金を生み続けるものとの認識です。新車は1度でも乗ったら価値が半減しますので転売もできず、株の優待や不動産のようにキャッシュも生みません。

自動車はただの消費、むしろ、ガソリン代、駐車場代、自動車保険、自動車税、メンテナンス費用、高速料金、車検代で定期的にお金が出て行くので負債とも言えます。ローンで購入したら利子まで払うくらいです。

こう考えると自動車は生活必需品ではなく、高級品ですので、ある程度の余裕がなければ所有できません。

また、自動車離れの原因はステータスの判断基準が変わってきたからとも言えます。高級マンションや高級車、ブランドバッグを持っている人が、必ずしも裕福な状態ではないことが認識されています。

社会人になると自動車を持っていて、お金がない人によく出会えるように、借金が簡単にできる日本では自動車を持っているステータスが通用しないのだと思います。

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