ドイツ列車事故 運行管理者を逮捕 直前まで携帯ゲーム

ドイツ列車事故 運行管理者を逮捕 直前まで携帯ゲーム
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ドイツ南部でことし2月、列車どうしが正面衝突して11人が死亡した事故で、地元の検察は列車の運行管理者の男が事故の直前まで携帯電話のゲームで遊んでいたことが事故につながったとみて、男を過失致死などの疑いで逮捕したと発表しました。
ドイツ南部バイエルン州のバートアイブリングにある単線の鉄道で、ことし2月、列車どうしが正面衝突し、11人が死亡、85人がけがをしました。
地元の検察は12日、事故の当日現場近くにあるバートアイブリングの駅で、列車の運行を管理していた男を過失致死などの疑いで逮捕したと発表しました。検察のこれまでの調べで、男は勤務に入ってから事故の直前まで長時間にわたって、携帯電話のオンラインゲームで遊んでいたということです。
列車の運行管理者が勤務時間中に携帯電話を使うことは禁止されていて、検察は男がゲームに気を取られて列車に誤った指示を出し、運転士への緊急の指示も適切に行わなかったことが事故につながったとみています。
一方、男は調べに対して、携帯電話のゲームで遊んでいたことは認めたものの、「注意はそらしていなかった」と供述しているということです。
これまでのところ、列車や安全装置に技術的な問題は見つかっておらず、検察は運行管理者の不注意が事故の原因とみて、さらに調べを進める方針です。