ビートたけしさんや矢口真里さんらが出演するカップヌードルのCMが不倫を擁護するなどの表現があったとして自粛を決定した。
同CMは「OBAKA’s UNIVERSITY」というシリーズもの。ビートたけしさんが学長を務める大学という設定で、矢口真里さんは「危機管理の権威」として、心理学部の准教授として出演。自虐ネタをユーモラスに演じている。
こういったネタが「不倫を擁護している」などといった批判を受け、CMの放送自粛となったようだ。しかし、同CMはこのような自虐ネタが話題となり、CMが始まった当初人気を博していたのも事実である。
この批判についてまず疑問に思うことは、「矢口真里さんはCM内で不倫について触れていないのに、不倫を擁護したとなっていること」である。少し乱暴だが、仮に矢口さんのタレントイメージそのものが、不倫を肯定するイメージだとして、出演することでCMが不倫を擁護する立場になるという言い分があるとする。ならば、竹内力さんが出演するCMは、ヤクザを擁護するCMになりうるということにはならないか。
不倫を擁護したいわけでもなく、矢口真里さんのファンでもないのだが、今回のCM自粛はあまりにも乱暴である。批判する側の主張ばかりがまかり通る世の中は保守的すぎて面白みにかけるだろう。
「おりこうさんじゃ、時代なんか変えられねぇよ。諸君たち、バカやろう!」
とCM内にビートたけしさんのセリフがあるが、残念ながらCMに携わった方々はおりこうさんに成り下がってしまった。そして、いつか気付くだろう、「わたしたちはつまらない批判に負けてあのときバカなことをしてしまった」と。
批判の番外編
ちなみに「食べ物のCMなのでムツゴロウさんが出演する場面でヘビがでているのはいかがなものか」との意見も寄せられているようで、「イソジンのような人間の口にいれるようなものにカバを出演させるなんて」ともいうのかと思ってしまうような凄まじい批判である。
あなたがもしこのCMの制作に携わっていたとして、これらのような批判を受けたら、どのような判断をしますか?ご意見ありましたらお待ちしております。また、ブックマークよろしくお願いします。
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