【コードギアス】ルルーシュの生死の考察(生存説)
こんにちは、三上つかさと申します。
今回は「コードギアス」のルルーシュ・ヴィ・ブリタニア(ルルーシュ・ランペルージ)が生きているのか、それとも死んでしまったのかを考察してみたいと思います。
生死の考察というか、生存説を立ててみたという方が近いかもしれません。
なぜ今更になってこんな記事を書いているかというと、実は前々から書きたいと思っていたのを、たまたま時間が空いていたから書いてみただけの事です。私はコードギアスというアニメが、今まで見たアニメの中で断トツで一番好きです。おそらく1期2期通して十数回見ていると思います。
そして、私が一番好きなキャラクターがルルーシュなのです。そのため、この考察は「ルルーシュが生きている可能性を考察する」といったものです。死亡したかどうかなんて実際のところ分からないので、いかに矛盾なく生存説を組み立てられるか、まあ要するに自分の中でルルーシュが生きている可能性を感じられればそれでいいという自己満足です。
考察なんて言葉を使うのもおこがましいくらいかなりつたない考えですが、見て行ってください。
ルルーシュ生存=コード
ルルーシュが生存、生きているとしたら、それはC.C.からコードを受け継いだ以外の選択肢はありません。スザクは皇帝の剣でルルーシュを確実に刺しました。この後治療して助かったとは考えられません。ルルーシュがコードを持っておらず不死身になっていなければ、確実に死んでいるでしょう。
ルルーシュ生存説と死亡説を決定づけるのは、コードを保持しているかどうかということです。
ここまでは議論の余地はないでしょう。
では、ルルーシュがコードを持っているのか。
私は持っていると考えています。
ルルーシュの記憶をナナリーが
理由は、ナナリーがルルーシュの記憶を読み取ったからです。
ルルーシュが倒れてナナリーの前にずしゃーっと滑り落ちた後、ナナリーはルルーシュの手に触れました。触れた瞬間、ルルーシュから記憶のようなものがナナリーに流れ込み、ルルーシュが何をしようとしていたのかを理解するシーンがありました。「そんな…、お兄様は…、今まで……。お兄様、愛しています…!!」
この現象が起こったことに関して、ルルーシュもしくはナナリーのどちらかに原因があるはずです。
ルルーシュに理由があるのであれば、これはルルーシュがコードを持っている、もしくはギアス保有者の死の間際にはこういった現象が起きるということ。ナナリーに理由があるのであれば、ナナリーがギアス、もしくはそれに準じる力を保有していることになります。
(これがただの演出だという考えは、そもそも考察自体意味がなくなるのでスルーします。)
ルルーシュ or ナナリー
この現象がルルーシュ、ナナリーどちらに起因するか、どちらがより妥当だと考えられるかということを考察することで、ルルーシュがコードを持っているかどうか、ルルーシュが生きているかどうかを考察することとします。
まず、この現象がルルーシュに起因すると考えるのであれば、それはコードによるものでしょう。ギアス保有者であったロロの死の間際、ルルーシュはロロに触れてもこのような現象は起こっていません。他のギアス保有者が死ぬところでも、このような現象は起こっていません。
つまり、もしルルーシュが原因でこの現象がおこったならば、それはルルーシュがコードを持っていることにほかなりません。
以前、ランスロットに乗っているスザクに介入したC.C.に触れた瞬間、C.C.の記憶の中にルルーシュが入り込みました。コード保有者であれば、このような記憶に入り込む現象が起こっても不思議ではありません。もっとも、その現象をコード保有者が意図的にうみだせるのかは謎ですが。
ルルーシュがコードを持っているからあの現象が起きたという仮説に対して、あれはナナリーがおこしたものだという反論があります。これはもっともな意見で、ナナリーは「手を触れるとその人がウソをついているかわかる」という不思議な能力をもっています。これの延長でルルーシュの記憶を見てしまったという考えは、説得力があります。
今までは目が見えていなかったため、ウソを見破る程度しか力がなかったが、目が見えるようになったことで、その人の記憶まで見れるようになったというのは、一見辻褄があっているように感じます。ただ、この意見はごく簡単な映像表現から否定されます。「ギアスを使う際には目にギアスの印が浮かび上がる」という事実に反しているのです。つまり、ナナリーはギアスを使っていません。ギアス以外の力で記憶を見たという考えで行くと何でもありになってしまうので、不思議な力はギアスのみと考えます。
ではなぜナナリーは人のウソが分かってしまうのか。これはギアスの力などではなく、目が見えないからこそ手の動きで嘘が分かってしまうという実に単純なからくりだと思います。これにギアスなどの力は関係なく、純粋にナナリーがすごいということではないでしょうか。この考えはただの推測ですが、少なくともナナリーはギアスを持っていない、また、それに準じる力があるとすれば何でもありの世界になってしまうい、制作側的もそんな曖昧な設定は作らないと考えられるためギアスに準じる能力も持っていないと考えられます。
ルルーシュに起因⇒ルルーシュはコード保有者
つまり、ルルーシュの死の間際、ルルーシュの記憶をナナリーが見た現象はルルーシュに起因しており、それはルルーシュがコード保有者であることを示し、コード保有者であるからルルーシュは死んでいないという結論に至りました。
この考察は「ナナリーがルルーシュの記憶を見たのは演出じゃなくて理由がある」ということと、「この世界にはギアス以外に不思議な力はない」ということを前提にしています。どちらの前提が崩れてしまえばこの考察から導いた結論は破たんします。
さて、コードを持っていることの証明によりルルーシュが生きている結論を導いたのですが、C.C.はなんで生きてるの?という疑問があるのではないでしょうか。
しかし、コードを失ったものがすぐに死ぬという描写や説明は、実はこの作品にありません。
C.C.にコードを押し付けた女は、頭から血を流して死んでいます。また、C.C.はこの時血だらけです。おそらくコードを渡すためにC.C.を押さえつけ、抵抗できないようにしたのでしょう。コードを渡した後に自害したと考えてもおかしなところはありません。また、コードを渡した女の顔には皺がよったりすることもなく、外見的な変化はないと考えられます。
V.V.が死亡した時は、V.V.が傷だらけの状況でシャルルがコードを奪ったことで、不老不死の力で傷も癒えることなく死んでいったと考えられます。
この2人のコード保有者の最期からは、コードを失ってすぐに死ぬということは読み取れません。
コードを失ったら必ず死ぬという誤解が、C.C.やルルーシュたちにもあったとも考えられます。そうすれば、シャルルがC.C.のコードを奪おうとしたときのルルーシュのセリフやあのシーンにも納得がいきます。(ちょっと強引ですかね。)
そして一番最後のC.C.のセリフ。
「ギアスという名の王の力は人を孤独にする。少しだけ違っていたか?なあ、ルルーシュ」
少しだけ違っていた=私がいる
であると、私は思いたいです。まあこのセリフは、ルルーシュが死んでいたとしても「お前には仲間も理解者もいたし、一人じゃなかったよな」という意味で通ってしまうので、どおうとでも解釈できます。あくまで願望です。
おわりに
ここまで見てくださった方、ありがとうございます。
こんな記事を書いたのも、すべてはルルーシュが生きていてほしいという願いからです。
ルルーシュに幸あれ!!