2016年4月12日22時58分
警視庁渋谷署(東京都)の警察官19人が署内で結核に集団感染した問題で、留置中に死亡した60代の男の死因が肺結核と判明した際に、担当医が感染症法に基づく保健所への連絡を怠っていたことが署への取材で分かった。
署によると、男は昨年2月に死亡。解剖した担当医は男の死因が肺結核だとする調査結果を昨年6月にまとめていたが、保健所には連絡していなかったという。保健所は今年2月、担当医が所属する東大病院(文京区)に対し、速やかに報告するべきだったと指導したという。
署の説明では、今年1月、男の留置場を担当していた署員が結核にかかっていることが判明。署と保健所は男から感染した可能性があるとみて調べ、ほかにも18人の感染を確認した。
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部
PR比べてお得!