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 県立盲学校(高松市扇町2丁目)の取り組みが、2015年度の「防災教育チャレンジプラン」(内閣府などでつくる実行委員会主催)の「防災教育大賞」を受賞した。「災害弱者と言わせない」をテーマに、聴覚や嗅覚(きゅうかく)、触覚を生かした体験学習や訓練を続けてきた活動が評価された。

 県立盲学校では、全く見えなかったり、見えにくかったりする児童生徒が学んでいる。教員も約2割が視覚障害者。災害時には、視覚に頼れない分、状況把握が難しくなる。

 海岸まで数百メートルの場所にある同校は南海トラフ巨大地震では浸水域になるとみられる。寄宿舎で生活する生徒も多い。