野党幹部、告示日の応援見送り
衆院北海道5区補選(24日投開票)で、無所属新人の池田真紀氏(43)を推薦する民進、共産、生活、社民の野党4党幹部が告示日の12日、現地応援を見送ることになった。民進党関係者によると、地元事務所が「市民色を出したい」という理由で応援を要請しなかったという。
野党の選挙協力について、菅義偉官房長官は10日、札幌市厚別区の街頭演説で「共産党の綱領は日米安全保障条約破棄、自衛隊解散だ。こうした政党が民進党と一緒になって候補者を擁立している。日米同盟を破棄して国民の安全を守ることができるのか」と批判した。
池田氏陣営には、選挙戦で「自公」対「民共」の構図がことさらに強調されるのをかわす狙いがあるとみられる。民進党の岡田克也代表は選挙期間中、ほかの党首とそろって街頭演説などをしない方針だ。
5区補選には自民党公認の新人、和田義明氏(44)も立候補する。同党の谷垣禎一幹事長と、和田氏を推薦する公明党の井上義久幹事長は12日、陣営の第一声に駆けつける。衆院京都3区補選も同日、告示される。【松本晃】