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【競馬・ボート・競輪】

[ボート]篠崎逃げ切りGI制覇 津ボート「GIつつじ賞王座決定戦」

2016年4月11日 紙面から

津初優勝をGI戦で飾った篠崎元志

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 津ボートの開設64周年記念「GIつつじ賞王座決定戦」の優勝戦が10日、行われ、1号艇の篠崎元志(30)=福岡=がインからコンマ10の好スタートを決めて逃げ切り。当地初制覇&通算6回目のGI優勝を飾るとともに、賞金900万円を獲得した。伸びが強力に仕上がっていた地元のエース、井口佳典らの追撃を許さなかった。

 勝った篠崎は開口一番、「本当に危なかったです」と冷や汗ものの一戦を振り返った。絶好枠から逃げたとはいえ、簡単な勝利ではなかった。「エンジンを考えれば、いっぱいいっぱい。井口さんの足は特訓からすごかった。スタートを行かなければ終わりだな、と思っていた」。地の利とパワー上位を生かし、出番をうかがう地元の第一人者からのプレッシャーをヒシヒシと感じていた。

 勝利の鍵を握ったのはスタート。「コンマ10といいSを全速で行けた。出足は自信があったので先に回れば水面も良かったので逃げられるとは思っていた」。全神経を研ぎ澄まし、スリットへ集中。その結果、井口をはじめ他艇の攻撃を許さず1マークを先に回って押し切った。

 「このエンジンでGI優勝。今節は上出来、100点でしょう。すべてがうまくいった感じ」と伸びに関しては最後まで水準レベルだった中でつかんだ勝利に新たな自信も。「6号艇で頭(1着)を取れたのが大きかった」と予選最終日の4日目5Rを6コースからまくり差し。予選トップ通過につなげた1勝がVへの流れを引き寄せた。

 「津初優勝をGIで飾れてこんなにうれしいことはない。きょう1日は(優勝を)喜んで、あしたリセットしたい」。年末のグランプリ出場権をめぐる戦いはまだ序盤。それでも「ことしは予選落ちも少ないし高いレベルで戦っていけている」と満足げ。この勝利で賞金ランク2位に浮上、さらなる躍進を図るのみだ。 (横山佳彦)

 ◆津・つつじ賞王座決定戦優勝戦出場者の次走予定◆

1着 篠崎 元志 4月19日〜24日 三 国 GI 周年記念

2着 井口 佳典 4月19日〜24日 三 国 GI 周年記念

3着 深谷 知博 4月19日〜24日 三 国 GI 周年記念

4着 池田 浩二 4月19日〜24日 三 国 GI 周年記念

5着 木下 翔太 4月24日〜29日 平和島    一般競走

6着 菊地 孝平 4月19日〜24日 三 国 GI 周年記念

篠崎元志の次走【三国】主な出場選手

今垣光太郎、松井繁、田中信一郎、太田和美、山崎智也

辻栄蔵、瓜生正義、笠原亮、峰竜太、茅原悠紀、桐生順平

 

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