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【首都スポ】

頑張れトビウオジャパン 紙面飾った精鋭たち、リオへ

2016年4月12日 紙面から

競泳日本選手権の女子50メートル自由形で優勝し、表彰台で笑顔を見せる池江璃花子=10日、東京辰巳国際水泳場で(佐藤哲紀撮影)

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 頑張れ、トビウオジャパン!! 日本水連は11日、競泳のリオデジャネイロ五輪日本代表(愛称トビウオジャパン)の男女34人を発表。東京・淑徳巣鴨高1年の池江璃花子(15)=ルネサンス亀戸=ら首都スポに登場した選手も顔をそろえた。当時の掲載紙面を、選手本人や関係者の当時のコメントなどを添えて紹介します。

◇池江璃花子15歳 100メートルバタ、400メートルメドレーリレー、400メートル&800メートルリレー

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 ◆15年1月25日付 ▽池江璃花子(東京都選手権自由形50メートル2位、同200メートル優勝)「(同年夏の)世界水泳で表彰台に立つことが目標です(リレーメンバーに選出)。リオにも出たいし、東京は半フリ(50メートル自由形)、1フリ(100メートル同)で決勝に行くことが目標です」

 ◆15年1月26日付 ▽北島康介(都協会理事、都選手権200メートルバタフライ優勝2種目中学新の池江について)「まだ中学生だけど、高校も東京(都内進学)で、この大会に出続けてもらわないと」

 ◆16年2月1日付 ▽池江(都選手権100メートル自由形の日本新など4冠)「まさか日本新が出るとは…。驚きで涙が出ました」

 ▽日本水連・平井伯昌競泳委員長(池江について)「2016年だけではなく、20年東京五輪も見据えていけるような大型若手選手が出てきてくれて大変心強い」

◇瀬戸大也21歳 100メートルバタ、400メートル個人メドレー

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 ◆15年1月20、21日付 (ライバル萩野と比較されることに)「いいんじゃないですかね。逆に見ている人も楽しいと思うし、注目されたら自分のモチベーションにもなる。公介がいなかったら、今の自分はないですから。公介は(多種目出て)日程がきつくても戦っている。自分もやらなきゃって気持ちになる」

◇坂井聖人20歳 200メートルバタ

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 ◆15年11月25日付 (早大で瀬戸の後輩。昨夏の世界選手権200メートルバタフライは2人ともメダル逃す)「高1の豪州遠征で一緒になって、そのときに瀬戸さんはまだ入学してないのに『早稲田に来ようぜ』って言われて(笑)。優勝を狙わないと、メダルすら取れないことが世界選手権でよく分かった。リオでは瀬戸さんと一緒に表彰台に上がり、僕が一番上ならいいな」

◇江原騎士22歳 800メートルリレー

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 ◆16年3月28日付 (昨夏世界選手権で追加招集、800メートルリレー五輪出場枠獲得に貢献)「世界で自分の力のなさを痛感した。いろいろな人の泳ぎやレースを見ていたら、これが世界のトップなんだな、と。価値観が変わった。小学生のころから今までベストタイムを出せない年はなかった。『大人になったら出ない』と思ったら、後退してしまう。今、まだいきなり3秒(速い)ベストが出ると思っています」

◇渡部香生子19歳 100メートル&200メートル平、400メートルメドレーリレー

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 ◆15年5月12、13日付 (同年4月の日本選手権で50、100、200メートル平泳ぎ、200メートル個人メドレーの4冠)「勝負するんだったら、2ブレ(200メートル平泳ぎ)。好きだし、やっぱり世界のトップだったら、2ブレが一番近いかなと思うので」(同年夏の世界選手権200メートル平泳ぎ金で五輪内定)

◇鈴木聡美25歳 100メートル平

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 ◆15年9月15日付 (ロンドン五輪100メートル平泳ぎ銅も、15年日本選手権同種目準決勝敗退に)「コーチから『辞めろ』って言われるんじゃないかと思って。泣きじゃくった後、コーチに『私、変わります』って言いました。五輪が終わってからは、周りからの『頑張って』をプレッシャーでしか受け取ることしかできなかった。『私のメンタル強くないんだな』って思いました。人並みと言いますか。強くないし、弱いんだなって」

◇高橋美帆23歳 400メートル個人メドレー

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 ◆14年8月10日付 (同年6月、当時日本最古の400メートル個人メドレーの記録を更新。サッカー日本代表FW宇佐美と中学で同期)「記録を破るというより、何秒出るのかなっていう楽しみの方があった。『やったー』っていうより『やったぁ↑↑』っていう感じでしたね。(宇佐美は)水泳の授業で『ほんま泳げへん』って言ってたので、『力を抜いて泳いだ方がいいよ』とアドバイスした」

◇小関也朱篤24歳 200メートル平、400メートルメドレーリレー

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 ◆14年9月19日付 (同年8月、パンパシフィック選手権で前回大会の北島康介と同じく100、200メートル平泳ぎの2冠)「平泳ぎって日本のお家芸。北島選手が作り上げてきた歴史を壊すわけにはいかない。(北島は)今も憧れですけど、『ポスト北島』と言われるのは興味がないというか、自己ベストを出したい。もっとタイムを出せば『ポスト北島』と言われなくなると思う」

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 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中

 

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