トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

大谷「5番・投手」プラン DH解除あるぞ

2016年4月12日 紙面から

ソフトバンク戦の2回表2死一、三塁、福田を三振に仕留め雄たけびをあげる日本ハム・大谷=1日、草薙球場で

写真

 DH解除の奥の手を用意−。日本ハム・栗山英樹監督(54)が11日、大谷翔平投手(21)のリーグ戦先発時に指名打者制を解除し、「投手兼打者」として起用する夢プランを検討していることを明かした。

 交流戦でもないのに日本ハムは、時としてセ・リーグの野球を実践。栗山監督は打者・大谷が、バットで投手・大谷を援護する究極の理想を描いていた。

◆キャンプから検討

 「(DH解除は)キャンプの時から、考えてはいるよ。翔平とも話をしているし、翔平の起用法の正解はないんだから」

 これまでリーグ戦こそ皆無だが、交流戦では投手兼打者のスタメンは5度経験。2013年6月18日の広島戦(マツダ)では「5番・投手」で出場し、右翼線二塁打を放ち、勝利に貢献した実績もある。

 今季は打率3割3分3厘、2本塁打、7打点。得点圏打率も5割とめっぽう勝負強い。前日に自ら先発して0−1で敗れた楽天戦などは、打者・大谷が打席に立っていればと思わせる試合だった。陽岱鋼、杉谷、岡、浅間ら野手のケガ人が続出。自身初のリーグ戦での投打起用が、いよいよ現実味を帯びてきた。

◆二刀流で上昇気流

 12日からのオリックス戦に向け、大阪に移動した大谷は「(シーズンは)まだ始まったばかり。ひとつでも多く勝てるように勝ちに貢献したい」と気を引き締めた。チームは5勝8敗と開幕ダッシュには失敗。上昇気流に乗せるためには、二刀流の存在は欠かせない。

 大谷がリーグ戦でも「5番投手」として、堂々とスタメンに名を連ねる可能性は大だ。 (水足丈夫)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ