渋谷警察署で署員19人が結核に感染
警視庁の渋谷警察署で、去年末からことしにかけて署員19人が結核に感染し、このうち6人が発症していたことが分かりました。署員の一部は投薬治療を続けていますが、今のところ一般の人への感染は確認されていないということで、渋谷警察署が感染経路などを調べています。
渋谷警察署によりますと、去年2月、署内で留置していた60代の男性が体調を崩して死亡し、去年8月になって肺結核が原因と分かったということです。その後、去年12月になって男性の留置を担当をしていた20代の署員が体調を崩して入院し、結核と診断されたことから感染が判明したということです。
保健所からの連絡を受けて検査を行ったところ、ほかにも留置の担当者や亡くなった男性の解剖に立ち会うなどしていた20代から60代の警察官や職員合わせて19人の感染が分かりました。このうち6人が発症し、この6人を含む12人が投薬治療を続けていますが、ほかの人に感染するおそれはないとして通常の勤務に当たっているということです。
今のところ一般の人への感染は確認されておらず、渋谷警察署は署員およそ80人に検査を受けさせて、感染の有無や感染経路などを詳しく調べています。
渋谷警察署の小林仁副署長は「男性が肺結核で亡くなったと分かった時点で、署員に検査を受けさせるべきだった。結核に対する認識が不足していた」と話しています。
保健所からの連絡を受けて検査を行ったところ、ほかにも留置の担当者や亡くなった男性の解剖に立ち会うなどしていた20代から60代の警察官や職員合わせて19人の感染が分かりました。このうち6人が発症し、この6人を含む12人が投薬治療を続けていますが、ほかの人に感染するおそれはないとして通常の勤務に当たっているということです。
今のところ一般の人への感染は確認されておらず、渋谷警察署は署員およそ80人に検査を受けさせて、感染の有無や感染経路などを詳しく調べています。
渋谷警察署の小林仁副署長は「男性が肺結核で亡くなったと分かった時点で、署員に検査を受けさせるべきだった。結核に対する認識が不足していた」と話しています。