高速鉄道をめぐる日中間の争いもあって、日本の新幹線や鉄道の事情に敏感に反応する中国メディア。新浪は8日、新幹線も驚くような「ステルス型特急」列車が日本で設計されているとする記事を掲載した。
記事は、主に埼玉県内を走る私鉄・西武鉄道がこのほど、新型の特急列車を2018年に投入することを発表したと紹介。公開された列車のデザインは「外観が滑らかで光を反射し、沿線の風景が映し出される」とし、遠くから見ると「透明な銀色の弾丸」のようであると伝えた。
そして、新型列車のコンセプトが「都市や自然の景色に融合する特急列車」であり、山や川などの自然と一体感のある車体デザインとするとともに、内装も自宅にいるようなくつろげる空間を演出する予定であると解説した。
鉄道の魅力は、単にスピードだけではない。ゆっくり走ることも魅力になり得るし、趣向の凝らされた外観や内装を持つものを含め、さまざまな種類の車両が存在すること、ユニークな駅舎のデザインなども、乗るものを大いに楽しませてくれる。また、国鉄から民営化したJR各社に加えて私鉄会社が多数し、それぞれ個性的な運営をしていることも、日本の鉄道文化を豊かにしていると言える。
多くの中国人が日本の鉄道に対して抱くイメージは、ほどんどが新幹線だろう。しかしそれではもったいない。日本の鉄道文化の神髄は新幹線のみならず、在来線や私鉄にも存分に存在するのだから。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
新幹線どころではない! 日本が「ステルス型特急」を作ろうとしているぞ! =中国メディア
2016-04-11 09:51