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【2018平昌五輪】
今度はそりコースがひび割れで使用不能に 韓国代表のメダル獲得に暗雲 「五輪開催資格返上したら」の声も
開催まで2年を切ったというのに、不備のニュースが絶えない韓国・平昌五輪。韓国メディアでは今、そり競技会場として使用されるスライディングセンターが問題視されている。トラックの氷が部分的に溶けてひびが入り、当分、練習ができなくなった。韓国代表チームは仕方なく海外へ遠征。当初予定したコース習熟の走行練習が7カ月延期され、平昌五輪のメダル獲得に暗雲がたれこめたと懸念されるほどだ。国際オリンピック委員会(IOC)が「氷質」の問題点を指摘していたが、くしくも現実のものとなった。均一でない氷面は、時速130~150キロで滑走するそり競技では転倒の危険性を高め、選手の命に関わる重大な欠陥となる。韓国ネットユーザーは平昌五輪の準備が「うまく進んでいるとの記事を一度も見たことがない」と呆れるばかりだ。
京郷新聞など韓国メディアによると、今回のトラブルは氷をつくる冷凍プラントに異常が生じ、長さ1857メートルのコースの上部で氷が割れているのが発見された。トラックにつながっている管に異常が生じ、冷媒が正しく転送されなくなったのが原因だという。
このため、当初3月10日に予定されたIOCの事前承認が中止され、コースは使用できない状況に陥った。ラトビアなどの外国選手は試験走行ができず、無駄足を踏むことになった。
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