G7外相 北朝鮮問題など議論 平和公園を初訪問へ(2016/04/11 05:50)
G7広島外相サミットは初日の10日、テロ対策や北朝鮮問題などを話し合いました。2日目の11日は、アメリカなど核保有国の外相が初めて平和公園を訪れます。
会合では、テロによる無差別攻撃を非難したうえで、国際的な連携を強めるための取り組みをG7が主導することで一致しました。ワーキングディナーでは、核実験やミサイル発射で挑発を続ける北朝鮮も取り上げ、「地域と国際社会の平和と安全を損なうものであり、容認できない」という認識で一致しました。さらに、北朝鮮への対応を巡って各国の外相が白熱した議論を戦わせたということです。また、中国の南シナ海や東シナ海での動きについても「緊張を高める」として各国が懸念を共有しました。11日は7カ国の外相がそろって平和公園を訪れ、原爆資料館を訪問するほか、原爆慰霊碑に献花します。
岸田外務大臣:「ぜひ、それぞれの外相には自分の目で、自分の心でしっかりと被爆の実相に触れて頂きたい」
また、外相会合の取りまとめとして、核のない世界に向けた「広島宣言」を発表することにしています。