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最終更新:2016年4月11日(月) 2時1分

G7広島外相会合 テロ対策、難民問題を議論

 G7=主要7か国の外相らが直近の国際情勢などについて議論を行う「G7広島外相会合」が開幕し、1日目は「テロ対策」や「難民問題」、「北朝鮮問題」などについて議論を行いました。

 「価値を共有するG7の間で率直で予定の時間を大幅に超える白熱した議論が行われました」(岸田文雄外相)

 広島外相会合の1日目の議論では、まず「テロ対策」や「難民問題」について意見が交わされました。議長を務める岸田外務大臣が「G7各国がそれぞれの強みを生かし、テロや難民問題に関する取り組みを進めて行くことの重要性を強調」し、各国外相はテロに対する国際連携強化策をG7が主導することで一致しました。続くワーキングディナーでは、核やミサイル開発を進める「北朝鮮」情勢のほか、南シナ海の軍事拠点化を進める中国を念頭に「海洋の安全保障」について議論が行われました。

 また、世界遺産の厳島神社で催された歓迎行事では「舞楽」と呼ばれる伝統舞踊を鑑賞しました。11日は、核保有国外相の訪問としては初めてとなる平和公園での原爆慰霊碑への献花などの行事が予定されています。(10日23:31)

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