LIXILグループ(5938)は11日、2016年3月期の連結最終損益が200億円の赤字(前の期は220億円の黒字)に転落したと発表した。赤字は10年3月期以来6期ぶり。従来予想は50億円の黒字だった。子会社の退職給付債務で株式市況悪化による運用損や金利低下の影響が出たうえ、不採算事業で減損損失を計上した。アナリスト予想の平均にあたるQUICKコンセンサス(3月30日時点、7社)は227億円の最終黒字だった。
売上高は前の期比10%増の1兆8400億円だった。従来予想を150億円下回る。国内の戸建て新築需要が想定を下回った。経常利益は同14%減の500億円と、従来予想から70億円引き下げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕