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腐敗・堕落2
「腐敗・堕落」現象は、指摘する者の「目に見える」ことにより気づく、目に見
えるまでは気づかない。また「腐敗・堕落している」という対象者等は「気づけ
ない」「気づかない」世界にいる。
相互作用からみると「指摘するだけの人VS気づかない人」という構図が現象と
して見られることである。この構図は、他の対立構造にも見られる基本的現象パ
ターンである。
例「指摘する妻VS気づかない夫」「指摘する先生VS気づかない生徒」弁証法
の対立構造である。個人が「気づく」ために起きている「差異」現象でもある。
その対立に「気づく」と対立を解消するために「歩み寄り」「協調」するという
合意形成へとすすむ。すすまない場合は「決裂」という化学反応が起きる。
「化学的反応」は「不純物」があると、目的の物質は形成されない。「不純物」
という現象が今述べている「腐敗・堕落」現象なのだ。ただ相手(指摘)があっ
て他者が不純物となっているのだ。
化学の世界では純粋物質を取り出すために遠心分離機により高速回転させ分離さ
せる。
このことは組織や集団ではリーダーの「遠心分離的機能」が働かなくては「浄化
作用」は起きないことを意味する。その「遠心分離的機能」が「気づき」という
一滴の万能薬なのだ。双方のどちらかが「気づく」までは「浄化作用」はもたら
されないのである。個人の「純粋性」をもたらすのも「気づき」であることは言
うまでもない。
「腐敗・堕落」の発生は、新陳代謝の不良不全である。「自己機能」の不活性化
である。それは「自我機能」の過剰反応⇒思考・概念への依存、中毒現象による
ものである。心地良い刺激は般化し(慣れることにより、強い刺激を求める)強
固な「自我」を形成させている。アルコール中毒・薬物中毒のメカニズムと同様
な現象である。
個人においても集団、組織においても同様に見られる現象である。
「指摘VS気づかない」という構図を理解しないと、どこまでも、いつまでもパ
ラレル状態は続いていく。両者に求められるのは「気づき」という一滴の万能薬
なのだ。まわりで何を指摘しても変われない。同じ指摘でも相手の「気づき」に
触れるものでなければ素通りするだけである。そこに「智慧」が求められるのだ。
「智慧」は「自己機能」が活性化されると自然にもたらされる。
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