記事詳細
「香港独立」めざす政党続々 民主派学生ら主導 議会選に候補擁立へ
このほか香港を自らの本土と主張し、「本土派」と呼ばれる急進的な若者の反中組織も台頭している。
活動が本格化すれば、中国からの厳しい弾圧も予想される「香港独立」に学生らが踏み込んだのは、選挙制度の民主化を求めた14年のデモで中国側が一歩も譲歩せず、むしろ政治圧力を強めたことが挙げられる。
31年後の47年6月末、香港の自治を認めた「一国二制度」が期限切れとなり、中国当局の完全な支配下に入ることへの危機感が募った形だ。今年9月4日の立法会選や来年3月26日の行政長官選に向け、政党の立場から「中国離れ」を明確に打ち出す考えだ。