スクリーンとフィルム
今、あななたの目の前に
一見して
人相の悪い男性が現れたら...
あなたはどう思いますか?
「この人は怖い人かもしれない」
と思うかもしれません・・・
しかし、あなたが
日頃から
その男性をよく知っていて、
彼はとても気の優しい、
よい人だという事が
わかっていたのなら
怖い人だとは
思わないでしょう。
非常に
シンプルな法則ですが、
私たちは日常、
人を判断するときに
自分の価値観でしか
見ることができないのです。
つまり、その人の真実が
そこに存在しているのではなく、
その人を
そのように見て評価している
自分の心が存在している
だけなのです。
心のフィルムロール
過去、犬に咬まれて
怪我をした経験があれば、
たとえ
犬が鎖につながれていても、
恐怖心を抱く人は存在します...
それとは反対に、
犬好きの人は
カワイイと感じて
近づいていって
飼い主に名前を聞いたり、
さらに犬に
話しかけたり もするでしょう...
このように、同じ出来事、
同じ現象を見ているはずなのに、
人それぞれで
見ている世界も違えば、
それに対する反応も
まったく正反対なのです。
このようなことは
あらゆる出来事において
成り立ちます。
つまり、あなたの外で
起きている出来事には、
固定化された答えはナイのです。
あなたの心が
決めているにすぎません。
そして、
どんな出来事であれ、
嫌な気持ちや、
人を責める気持ちに
なるとしたら、
そう思う自分の心が
現象画に映し出されている
だけなのです。
その逆も然りです。
出来事それ自体には、
あなたを悩ませたり、
苦しませたりする力は
本来 存在しないのです。
存在するのは、
出来事を
苦しい、悲しい、
辛いと感じる
あなたの心があるだけです。
原因と結果の法則
私たちの目の前に起きる現象は
映画館の
スクリーンに映し出された
映像のようなものです。
そして、
フィルムにあたるのが、
私たちの心なのです。
そう捉えてみると、
あなたが今仮に、
恐怖・心配・不安に悩まされ、
どうしていいかわからない
苦境にあるとしても...
それは外界の
出来事のせいではなく、
あなたの心に
苦しいと反応している
何かを持っている
とも言えます。
その出来事を
「苦しい」と捉えている、
何かの原因が
存在しているのです。
きっと 誰の心の中にも サンタさんは います...