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自民・谷垣氏 1人区での候補者調整を進める野党をけん制

TBS系(JNN) 4月11日(月)6時29分配信

 自民党の谷垣幹事長は、民進党と共産党などが夏の参議院選挙に向けて1人区での候補者調整を進めている現状について危機感を示したうえで「どっちの方向に日本を持っていこうとしているのか意味不明だ」とけん制しました。

 自民党の谷垣幹事長は10日、宮城県での講演で夏の参議院選挙に向けて民進党や共産党などの野党が定員が1人の「1人区」を中心に候補者調整を進めていることについて「楽観を絶対にできない選挙情勢になっている」と危機感を示したうえでこのように述べ、野党側の動きをけん制しました。

 「民主と維新の合併と言ったって、かつて同じところにいた人がバラバラになった。それに加えて、共産党まで加わってやると言うのではどっちの方向に日本を持っていこうとしてるのか全く意味不明」(自民党 谷垣禎一幹事長)

 また谷垣氏は、民進党の岡田代表に対しては「自民党と対抗して日本の政治を建設的なところに持っていこうという議論にしてはあまりにも視野が狭いんじゃないか」と批判しました。

 「この参議院選挙が済めばまた衆議院選挙も、もうすでに、同時でやったらどうだっていうようなことがささやかれている昨今でありますが。こういう風が吹いてくると段々段々その方向に流れる場合がしばしば過去にはあった。ですから、これからも無いとは言えない」(自民党 二階俊博総務会長)

 一方、自民党の二階総務会長は取沙汰されている、夏の参議院選挙に合わせた衆参同日選挙について「風が吹いてくると段々その方向に流れる場合がしばしば過去にあった」と述べ、可能性があるとの認識を重ねて示しました。(10日22:02)

最終更新:4月11日(月)12時20分

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