大森浩司
2016年4月11日09時07分
横浜DeNAベイスターズの本拠地である横浜スタジアムが大にぎわいだ。3月29日からの本拠開幕6連戦では、5試合で満員御礼。DeNAが参入した2012年以降のシーズンで見ると、年間順位は5位か6位と低迷しているものの、観客数はこの4年間で65%も増えている。なぜ球場に足を運ぶのか、ハマスタでファンに聞いた。
「逆転が魅力的」。横浜市港南区の池上星弥くん(11)は、ゲーム展開の魅力を挙げる。「昨年の阪神戦で石川雄洋選手が打ったサヨナラ打がかっこよかった」。今季の本拠開幕6連戦で挙げた2勝とも逆転勝利だった。苦しい中でも、諦めない姿勢がファンを引きつけているようだ。
一昨年に初めて球場を訪れてファンになったという川崎市中原区の白浜凪沙さん(13)は、「勝ち負けに関係なく盛り上がれる」球場が好きだという。リードして抑えの山崎康晃投手が登場すると、スタンドは「や・す・あ・き!」と大合唱。一体感を味わえる。
ファン歴60年という横浜市瀬谷区の上田三郎さん(78)も、「楽しければOK。負けても1回でもバンザイができればそれでいい」と肩の力を抜いて応援する。試合中の花火などの演出を例に挙げ、「盛り上がる球場の雰囲気を味わった人たちが輪を広げていくんだろうね」。「みんなでバンザイだよ」と書いた。
月に1試合は応援に来るという横浜市磯子区の今井美優さん(22)は、「グッズがもらえるイベントが楽しい」と語る。今季も女性限定のユニホームがもらえる試合や、限定の野球帽がもらえるチケットが用意されている。球団が工夫を凝らすファンサービスも功を奏しているようだ。
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