G7外相会合が「広島宣言」 被爆地訪問を呼びかけ
G7=主要7か国の外相会合は閉幕にあたり、初めて、核軍縮・不拡散の分野に特化した成果文書「広島宣言」を発表し、「核兵器のない世界」の実現に向けて、世界各国の政治指導者をはじめ多くの人たちに、被爆地・広島、長崎を訪問するよう呼びかけました。
「広島宣言」は冒頭で、「広島および長崎の人々は、原爆投下による極めて甚大な壊滅と非人間的な苦難という結末を経験した」と指摘し、原爆投下が「非人間的な苦難」につながったと記述することで、焦点となっていた核兵器の非人道性に言及しています。
そのうえで、被爆地で初めて開催された今回の会合を「歴史的会合」と位置づけ、G7として「核兵器のない世界」の実現に向けて国際的な機運を高めていく決意を表明しています。そして、核保有国と非核保有国の対立が先鋭化している現状に対し、「核兵器のない世界」の実現は、「現実的で、漸進的なアプローチをとることのみにより達成できる」として、両者の間の有意義な対話を促進するよう呼びかけています。
一方、「核兵器保有の透明性を向上させたG7の核保有国の努力を歓迎する」としたうえで、保有している核兵器の数を明らかにしていない中国を念頭に、「他国にも同様の行動を求める」として、透明性の向上を求めています。
そして最後に、今回G7の外相がそろって原爆資料館などを訪問したことも念頭に、「われわれのような政治指導者やそのほかの訪問者が広島および長崎を訪れ、深く心を揺さぶられてきた。ほかの人々が同様に訪問することを希望する」として、世界各国の政治指導者をはじめ多くの人たちに、被爆地・広島、長崎を訪問するよう呼びかけました。そのうえで、「われわれは、核兵器は二度と使われてはならないという広島および長崎の人々の心からの強い願いを共にしている」として、宣言を締めくくっています。
そのうえで、被爆地で初めて開催された今回の会合を「歴史的会合」と位置づけ、G7として「核兵器のない世界」の実現に向けて国際的な機運を高めていく決意を表明しています。そして、核保有国と非核保有国の対立が先鋭化している現状に対し、「核兵器のない世界」の実現は、「現実的で、漸進的なアプローチをとることのみにより達成できる」として、両者の間の有意義な対話を促進するよう呼びかけています。
一方、「核兵器保有の透明性を向上させたG7の核保有国の努力を歓迎する」としたうえで、保有している核兵器の数を明らかにしていない中国を念頭に、「他国にも同様の行動を求める」として、透明性の向上を求めています。
そして最後に、今回G7の外相がそろって原爆資料館などを訪問したことも念頭に、「われわれのような政治指導者やそのほかの訪問者が広島および長崎を訪れ、深く心を揺さぶられてきた。ほかの人々が同様に訪問することを希望する」として、世界各国の政治指導者をはじめ多くの人たちに、被爆地・広島、長崎を訪問するよう呼びかけました。そのうえで、「われわれは、核兵器は二度と使われてはならないという広島および長崎の人々の心からの強い願いを共にしている」として、宣言を締めくくっています。