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2016年04月11日 08時34分 UPDATE

“メガ進化”止まらぬポケモンの20年……時代を拓いたキャラクター戦略、ビジネスモデル (1/5)

「ポケットモンスター」が発売20周年を迎えた。今春にはスマホゲームの配信が予定されるなど、時を経てなお進化を続けている。

[産経新聞]
産経新聞

 人気ゲーム「ポケットモンスター」が2月にゲームソフトの発売20周年を迎えた。モンスターを集めて対戦する当時としては斬新なゲーム方式や、子供を中心に幅広い年代に親しまれるキャラクター構成で、ソフトの世界累計販売本数は2億本を突破した。今年は人工知能(AI)や位置情報などの最新技術を取り入れたスマートフォン向けゲームの配信を予定し、時を経てなお進化を続けている。(牛島要平)

画像 平成8年2月に発売された「ポケットモンスター 赤」のタイトル画面(株式会社ポケモン提供)

3世代の集客見込む

 3月16日、高島屋京都店(京都市下京区)5階にポケモンの日用雑貨や文具などのグッズを販売する「ポケモンセンターキョウト」がオープンした。平日にもかかわらず午前10時の開店を待ちきれない約800人が行列をつくった。

画像 高島屋京都店にオープンした「ポケモンセンターキョウト」=京都市下京区(志儀駒貴撮影)

 若い客が目立ったが、観光地とあって外国人の姿も目立ち、世界的な人気の高さをうかがわせた。

 同センターはポケモンブランドを展開する「株式会社ポケモン」(東京)が運営し、関西では大丸梅田店(大阪市北区)にある「ポケモンセンターオーサカ」に次いで2店目。京都にちなんだ「お公家さまピカチュウ」「舞妓(まいこ)はんピカチュウ」のぬいぐるみなどの限定商品も話題だ。

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