・上から目線で堂々とすることで、弱い遺伝子に見せない
・モテない人間であるように見せない
・必死感を隠す
・上に立てないときは軽いジョークなどで相手を下げる
・男はカウンセラー兼インタビュワー。まずはラポール構築に専念する
・ミラーリング、ペーシングを駆使する
・性格の難点の指摘、即座にフォローのタイミングを探す
モテるのは結構だけど、ここから先のことが肝心なんじゃないかな...
※最終更新H28/4/11
恋愛至上主義
引用先の記事をまとめたものを、冒頭に引用させてもらいました。要するに「女性にモテたければ、下手に出るな!恋愛を科学しろ!」ということですね。
23歳までサクランボーイを貫いた僕としては、この理論は身に染みます。確かに、一図で必死な男性はモテませんね。中学校、高校時代も自信のある堂々とした男の子がモテた、あるいは彼女がいましたもの。
「モテないと駄目」「彼女を作ろう!」このような煽りを世間から一身に浴び、モテない人は逆風の中で自信喪失していく負のスパイラルに陥るもの。僕はその気持ちが痛いほどわかります。
「モテる」は上下を作り出す
「モテる」ためには、割り切りが必要なのでしょうけど。僕に言わせてもらえばそんなものは、相手を平等に見ていない証拠だと思います。褒めもせず、罵りもせず。同じ地平面で平等に接したい。このような気持ちが根底にあります。
しかしながら、恋愛というのはどうも相反するベクトルがあるようですね。モテるためには、意図的に上下の関係を作り出さねばならぬようです。こと恋愛においては、真に人間同士で理解し合うというプロセスは踏めない。とどのつまり、「恋」、肉欲的なものも含めて割り切って考えていかねば「モテる」というものを体現できないのかもしれませんね。
モテてからどうするのです?
感じなのはここだと思うのですよね。現代社会においては、婚姻という契りを結んだ以上は社会の一員としてその義務を法的にも果たさねばなりません。そのレールから外れた人間は、不貞が公になれば金銭的にも大きな負担を課されますし、信用も失う。
であれば、一人の女性と生涯を共にするという誓いを立ててから、幾久しくその関係を穏やかで温かいものにするスキルが肝心になってくるのではないでしょうか。
引用記事には、この部分がすっぽりと抜け落ちています。「とにかく媚びるな!」「頼れる男であれ!」「男は不特定多数に種をばらまく生物だ!」このような雄々しき理論を並べ立てたところで、どうやって温かい家庭を構築するかの布石にはなっていないように感じます。
どうせ科学するなら愛を継続する探求を
引用記事、面白くて全部見ちゃいましたよ。確かに、非常に興味深い。そして、非モテがこの理論を自分に落とし込み、実践できたのなら「モテる」ことができるかもしれない。でも、その先が続かなければ待っているのは破局です。
まずはモテること、これを至上として、それにホイホイと食らいつく人たちは、その先のことを考えているのでしょうか。愛の継続を知りたくはありませんか?僕は何よりそれが知りたい。そして今の自分にはそれが足りないのだと自覚します。
極端なたとえですが、宝くじに当たることを夢見ても、当たった先のことを考えない。予想だにせず当たって浮かれ、その後の無知な振る舞いにより破滅へと向かう。
これと似たような構図を見出せずにはいられないのですね。
後記
2回結婚しましたし、婚姻に至らぬ恋愛も経験しましたけど、肝要なのは「愛のはぐくみ」であると結論付けます。生物学的に行為に及ぶことが一義であるとしても、社会構造的に愛を維持できなければ全うに生きることは困難です。
加齢による社会的な立場の変遷もありましょう。飯事の如き10代、20代の恋愛と30代以降とでは変わってくるのは当然です。そんななかで上っ面の恋愛TIPSに浮かれることも戯れではありましょうが、今一度、改めて「一人を愛し続けること」の意味を考える時が来ているのかなと考えます。
せっかく大きな脳を持っているのですから、石器時代の本能が命運を統べるなどと考えて思考停止に陥るのはもったいないですよ。「人間は本能に打ち克つ、文化的能力を有している」僕はそう信じます。