市民が自らの健康を守る
京都で開催されたNPO学会で、JIM-NETが「市民放射能測定所の変遷と支援について」と題して発表した。
演者は、元スタッフで現在は広島大学で研究している小松真理子さん。
原発事故が起こり、放射能の「見える化」をすることと、放射能リテラシーの向上をめざし、放射能測定活動の支援を行ってきた。
2012年7月、県内に25か所に市民放射能測定所ができた。
開設や運営のための講師や専門家を呼び、勉強会を開いたり、フォローアップ研修を企画。
同時にそのノウハウを公開する機会をつくった。
2014年1月には福島市民放射能測定所ダイレクトリーの冊子をつくり、ひろく配布した。
さらにJIM-NETはホットスポットファインダーを購入し、外部被ばくを防ぐことも考えた。
これは、徒歩や自転車などにつけて地域の空間線量を測定し、グーグルマップに記録して地域の線量地図が作成できる。
これを測定所に貸与する形式にした。
すべて科学者に任せるのではなく、市民が自らの健康を守るために自分で勉強し、測定し、公表していくことの大切さを訴えた。
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