野球に引き続きバドミントンでも賭博が大きな問題になっていますね。
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田児選手は負け額は驚愕の1000万円らしいです。
オリンピックへも行けないということで非常に悲しいことですね。
それはしょうがないとして、このようなギャンブルで負けるのは大抵感情的な人です。
何故でしょうか?
期待値という考え方
ギャンブルをする場合には期待値というのが非常に大事です。
期待値というのは自分が賭けた金額に対して、どのくらい戻ってくるのかというのを金額で表したものです。
例えば以下のようなゲームの場合期待値はどうなるでしょう?
- 100円払えば、サイコロを1回振れる
- 1or2の目が出たら50円が返ってくる
- 3or4の目が出たら80円が返ってくる
- 5or6の目が出たら120円が返ってくる
この場合の期待値はどうなるでしょうか?
答えは
50×2/6 + 80×2/6 + 120×2/6 = 83.4円
1ゲームあたり100円使っても83.4円しか平均して返ってきません。
やればやるほど損し続けるゲームなので1ゲームもやる価値はありません。
逆に期待値が100円を超える場合、やればやるほど得なので続ける価値があります。
感情のコントロールの難しさ
人間というのは誰でも感情を持っています。感情があるから怒ったり、悲しんだりします。
しかし、ギャンブルで感情は天敵です。負ける人はたいてい自分の感情がコントロールできずに負けてしまいます。
コントロールできない例
期待値がプラスの場合
以下のような場合、あなたならゲームを続けますか?
- 100円を賭けた場合の期待値が110円のゲーム
- 現時点で1万円勝っている
これは続けるが正解です。理由は期待値がプラスだから。
では、以下のような場合はどうでしょうか?
- 100円を賭けた場合の期待値が110円のゲーム
- 現時点で1万円負けている
負けているので不安を感じて続けないという人が多いのではないでしょうか。
しかし、これは続けるが正解です。理由は期待値がプラスだから。
※もちろん期待値が絶対信頼できるというのが前提です。
期待値がマイナスの場合
例を書く必要があるでしょうか?
当然いくらやってもマイナスなのでやってはいけません。
期待値のみに従うのが重要
この期待値に従うというのができないのが感情的な人です。
- 1万円勝って余裕あるし期待値の低いゲームで遊ぼう
- 1万円負けて余裕無いから期待値の高いゲームを止めよう
これらのように感情的な人は何気無く期待値を下げるような行為を無意識にやってしまいます。
感情からくる高揚感や不安感で人間は行動を起こしてしまものです。
それを上手く頭でコントロールできないと結局負けます。
感情を殺して期待値に従って行動すること。それがギャンブルでは重要です。